つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

カウンセリングは質問力(つれづれなるままに心理を語る②)

前回のお話がこちら👋😄


生活の中の心理学(つれづれなるままに心理を語る①) - つれづれなるままに

 

(1)世界を何で認識するか

私は特定の宗教に入信していないけれど、聖書(キリスト教における旧約聖書)のお話は好きなのよ。事実や史実ではないと私は考えるけれど、人の真理と心理がよく分かるから😄。

さて、聖書の冒頭、造物主が世界を作る様子が書かれている。「始めに言葉ありき」。神が「光あれ」といったら、光ができたとされる。「~あれ」というと、現れる。人は言葉があって 始めて、あるものを認識する。言葉を覚えて世界が広がる。

 

そう☝️😄

 

世界は言葉でできているとも言えるの。これは私が数回に渡って国語を語ったときの第1回目の書き出しでも言及したよ👋😄


つれづれなるままに国語を語る①190225 - つれづれなるままに

 

(2)心理を扱う時に必要な知識

国語と心理は密接に繋がっているの。それはどちらも言葉を扱うから。というか、当たり前か😅。実践的な心理を学びたいと考えている方は、受験国語を学ぶと良いとさえ私は考えている。ロジカルシンキングって言うものね。あと、数学や歴史、哲学、宗教、理解、音楽・・・、専門家ではなければ、広く浅く色々なことを知ると良いわ😉✨。

前回のお話で、おにぎりから心理を語ったとき、私は「穢れ」について言及した。「穢れ」は神道ね。信長の一銭切りや綱吉の生類憐れみの令は歴史。私が専門的に心理を学んだのは「NLP」と「TA」なの。NLPは公的なものではないから、資格としての価値はあまり高くない。しかし、私にとっては、プライベートもオフィシャルも効果絶大だった😆。もっと心理学の常識も学ばないとね😅。

やはり、私って、おしゃべり、脱線大魔王ね😎。噺を戻すわね🙇

そう☝️😄

世界を認識するのは言葉としてなの。経験したことを言葉で認識するのよ。

 

(3)経験とは

では、経験は何でするのか🤔。

それは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感なの。たまに第六感とか霊感なんていう方がいるが、それは別の話😅。人はこの五感で経験し、頭で言葉に変えるて認識する。その際に、人は同じものを見ていても認知が異なるのは原因か。ここが心理なのよ。

 

(認知が異なる原因)

①語彙力の差。

②脳の思考回路の違い。

③それまでの経験の違い。

 

世界は言葉で出来ているとしたら、語彙力が高ければ、見える世界が広くなるわ😊。

 

食レポを例にするわ。

A.このマグロのお寿司、艶があって、とても美味しいね。

 B.この大トロ、艶のある淡い薄紅色で、太い横縞状に白みがかった部分がある。口にいれると、溶けて甘味が口の中に広がり、米の旨さとホンノリとしたお酢の味と混ざり合いながら口から喉へと通っていく。

 食レポって難しいのよ。だって五感を言葉で表現するのだから。AとBでは、見える世界や経験する量は異なる。まぁ、美味しいものは美味しいのだから、毎回デートでこんなことを言っていたら、彼女は嫌がるわよ🤣。仕事でないなら、こんなことをしない方が良いわよ。注意してね。

 

ほら❗️。

 

読者さんだったら分かるんじゃないかなぁ😳。「つれ心」って「つれ国」と同じでしょ😉。語彙力が高いと認知がより詳しくなるわ。だから、カウンセラーって語彙力、そして、国語力が必須よ。ご興味がわいた方は、私のブログ内の「つれづれなるままに国語を語る(つれ国)」を覗いてみてね🎵

 

さっき挙げた3つの原因がフィルターとなって、人それぞれに認知が異なってくるの。

 

(4)質問力

カウンセリングを行う前提としてラポールが挙げられるが、その後、質問力で認知の歪みの元をつかむことが大切になってくる😊。

私は塾の講師なので、生徒対応のよくあるケースを載せるわね😉

生徒「ぼく、バカなんです。」

 

私「えっ?何があなたをバカだと思わせるの?」

 

生徒「だってテストが全然できなくて、親からお前はバカだと言われるから。」

 

私「あなたに3つ質問するね。」

 

生徒「はい。」

 

私「1つ目の質問。テストが全然できなかったというけれど、0点だったということかな。」

 

生徒「いえ、62点でした。」

 

私「それなら62点分は丸だったということだよね。」

 

生徒「はい。」

 

私「先生の財布の中には6200円入っている。でも、先生が『お金が全然なくて』と言ったら、おかしくないかなぁ🤔。だってお金があるじゃない。」

 

生徒「そうですね。」

 

私「あなたや親に目標点があるのだろう。それに及ばなかったという意味で『全然できなかった』と言っているんだろうけれど、全然できなかった訳ではないよね。」

 

生徒「はい。でも、母がお前はバカだというんです。」

 

私「そうか。そうそう二つ目の質問。では、母親が『バカだ』と言えばあなたは『バカ』となるんだね。」

 

生徒「・・・。そういうわけではないけれど」

 

私「そうだよね。母親が言うかどうかは問題ではないんだよ。分かっているじゃない。さて、最後の質問。では、あなたは最低何点取れば満足なんだい。」

 

生徒「この科目なら80点は取りたい。」

 

私「じゃあ、あと何点だい?」

 

生徒「18点です。」

 

私「配点は、1問3点から4点だよね。では、あと何問正解すればよいのかな?」

 

生徒「う~ん。5問くらい。」

 

私「オッケー。『~くらい』とおおよそで答えたところがグッド。5問丸にするのって程遠いかなぁ?」

 

生徒「遠くないと思います。」

 

私「そうだよね。では、あと5問丸にするには何をすれば良いのか、テストの問題用紙と解答用紙を照らし合わせながら、一緒に考えよう。」

私ばかり話しているように見える😅。ラポール時には、8対2くらいで生徒に話させるのよ。そして、相手の信念を破壊するときは畳み掛けるのも方法の1つよ🎵

 

今日は長かったかしら😓。次回は、このケーススタディから質問力を語ろうかしら🤔