つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

友への手紙

貴方のいない世界がこんなに暗いなんて思わなかった。貴方のいない喪失感は父をなくして以来なんだ。

 

いや、貴方はまだ病院のベッドで死と戦っている。そんな貴方に「貴方のいない世界」とか「君のいない喪失感」なんて言うのは貴方に失礼だし不謹慎だろう。

 

しかし毎日百近く、多い日は三百もツイートしてタイムラインに貴方のツイートが目に入らない日がなかったんだから、今の状態は貴方のいない世界と言っても良いよね。

 

貴方は私よりも2つ年上で、器の大きい男だ。それはツイートの内容からも分かる。そして、多くの人に慕われ尊敬されている。

 

そんな貴方は私を親友だと言ってくれた。そして敬語を使う私に「ゆうさん、敬語はやめて」と言ってもくれた。嬉しい限りだ。

 

一時期よりは私へのいいねやリプは少なくなった。しかし私のツイートを見ていることはよく分かる。私も彼へのいいねやリプは最初の頃よりも少なくなった。それは彼のツイートを見るのが非日常ではなくて日常となったからかもしれない。

 

私は子分肌でね。いまだに認めてもらうと嬉しいだよ。私を認めてくれた人って少ないんだ。幼い頃から遡ると、リトルリーグのチームメイトのS君、大学の同級生のA君とN君、会社内だとMさんとHさん、転籍先の役員Nさん。そして父にも最後は認められたかな。この7人の内、3人はこの世にいない。そしてS君は消息不明だ。

 

会社内ではあんなに頑張り結果もある程度残し、そして提言もしてきたのに、いまだにほぼ平社員で社内では軽んじられている。不運だったとはいえ大きな挫折を2回している上に転籍がうまくいかなかったのだから仕方がないことなのだが。

 

そんな私を認めてくれた人が貴方だった。私のツイートやブログを読んで私に才能があると言ってくれたのも貴方だった。

 

嬉しかったんだよ。

このアラフィフにもなって承認欲求の塊であるツイ廃にとって、周りから一目置かれる存在である貴方に認められたことが。そしてDMでも交流があった。そんな一目置かれる人から相談も受けたことも嬉しかった。

 

貴方は頑張りすぎたんだよ。大手の塾から独立し、妻と二女を養い、老母と弟の介護をしている。この件は貴方がツイートしていることだからブログに書いても許してくれるよね。

 

責任感が強いのも貴方の魅力だが負担が大き過ぎだよ。

 

貴方の今の様子を知っている。それは書かない。それは公表していないことだから。書きたい気持ちを抑える。

 

貴方がタイムラインから消えて私の気持ちが大きく揺れている。

 

社会や政治や教育などに対して批判的なツイートを繰り返してきた。しかし、世の中なんてどうでもよくて、身の回りのことが大切で、知り合いが助かればそれで良いと思うようになっている。いや、元からそういう気持ちもあるのだが、その気持ちが強くなった。自分と自分の身の回りの人と自分と仲良くしてくれた人の事で精一杯なはずなんだ。確かに政治が経済が人権が不正が差別がどうだこうだと私はツイートしているが、結局直接私自身に降りかかっていない観念的な問題なんだよ。それよりも目の前にいる困っている人を助けるか、助けられなくても祈る方が先だ。仲良くもない知りもしない人の事を考えすぎだ。それよりも何かの縁で仲良くしてくれた人の方が大切なんだよという思いが沸き起こっているんだ。

 

私は関東に住んでいて、貴方は関西に住んでいる。気軽には会えないよ。会ったとしても話が1時間も持たないかもしれない。でも、会いたいんだよ。

 

たかがツイッターで交流しただけの私がこんな気持ちになっているのだから、ご家族やリアルな面識のある方々の悲しみを思うとさらに悲しくなってくる。

 

今まで頑張ってきた分だけ眠り続けて、目を覚ましたときに、貴方のツイッターの通知数に驚けよw。絶対に目覚めろよ。約束だぞ。勝手な約束だが。そしたら勤続褒賞休暇を取って会いに行くからな。楽しみにしているぞ。