つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

百田尚樹さんの「選手の活躍の機会を奪うために、五輪開催に反対したモーニングショーは謝れ」という発言を検証する🤔

最近の私のブログは、コロナと東京オリンピックについて、ほぼ1日おきに投稿している。

 

7月20日

 

7月22日

 

7月23日

 

7月26日

 

7月28日

 

7月31日

 

そして、今日(8月2日)

 

14日間毎日ブログを投稿して、そのうち7つがオリンピックの話なのよ。

 

私はオリンピック開催に反対の立場だから、毎日ように「オリンピック開催反対❗️」という内容のブログを書いてしまいそう😅。

 

そんなことをしたら読者さんに嫌がられると思うから、1日おき程度にして反対色を薄めたのよ😁。オリンピックを楽しんで見ている方もいるしね😉。

 

ある意味、私はオリンピックに関心があるのよ😅。

 

それは、オリンピックの競技や結果ではなくて、外野の騒ぎがね。それも心理学的に興味があるわ。

 

念のため。ここは百田さんとは関係のない話よ😅

 

戦中に育った子どもも大変だった。制約だらけで、学校にも行けず、粗末な食べ物しかなく、戦災に見回れた。

 

この戦災とコロナ禍は同列には扱えないよなぁ🤔。

 

軍事教育が一般的で、どの家庭の子も(皇族や華族、高級将校の家庭は別よ)同じ境遇だったと思う。流れてくる報道も軍事一辺倒。何か自分のしたいことをしようとすれば、どの子も問答無用に却下される。そんな環境だ。

 

現代のコロナ禍の中の子どもたちは、軍事教育なんて受けていない。理不尽なことに対する耐性がない。良いか悪いかは別にしてこれは事実だと思う🤔。

 

その上、やろうと思えば自分の思いどおりにふるまえる。それに連日、感情むき出しの躍動感あふれるオリンピックの競技が流される。

 

生きている時代の常識が違う。常識が違うものを比較しても意味がない。

 

いや、時代の常識が違うのに現代の子どもと戦中の子どもを比較する意味は「だから、我慢せい❗️❗️これ以上は問答無用❗️」ってことなのよね😨。

 

問答無用に自分の意見を通すために「戦前・戦中の子どもは精神的に強い」と言うのよね🤔。この論は「問答無用」にと言う点で、頭の中は「戦前・戦中」なのかもしれない。

 

 

ここからが百田さんの話よ😄

これも面白い👋😅

 

羽鳥伸一のモーニングショーに金メダリストを招いたことに対して、

これに噛みついたのが百田氏。「まず最初に、『皆さんの活躍の場を奪うために、五輪開催に反対して、すいませんでした』と謝ってから、インタビューしろや。クソモーニングショー!」とバッサリ。

 

さらに「『五輪反対と選手応援は別』というのが、五輪反対を唱えていたメディアやエセコメンテーターの言い分だが、こんな欺瞞はない!彼らは選手たちの活躍の場を奪う為に、なりふり構わず開催に反対してきた。メダリストを応援するなら、まず自身の発言を総括してからにせよ!」と強い口調で批判した。


百田尚樹氏がテレ朝「モーニングショー」を猛批判「最初に謝ってからインタビューしろや」 | 東スポのニュースに関するニュースを掲載

 

いや~、私からすると危うい発言ね😱。

 

別次元の問題を感情で繋げている。発言するのは自由だが、別次元の問題を感情で結びつける思考回路は、私は危険だと考える。

 

もう、ここがおかしい💢

「皆さんの活躍の場を奪うために、五輪開催に反対して、すいませんでした。」

 

五輪開催に反対したのは、選手の活躍の場を奪うためではない。コロナの感染拡大を防ぐためだ。コロナ感染の拡大を防ぐために五輪を中止した結果、選手の活躍の場が失われるのだ。

 

この「原因」と「結果」のすり替えや、因果関係のないものがあるかのようにみせることってよくするのよね。右寄り思想の人に多いのかしら🤔。

 

データをもとに戦争に負けると主張した。そして敗戦の色が強くなった。すると「お前は戦争に負けるために、そんな主張をしたんだ」となる。こりゃ言霊か😅

 

データをもとに負けると主張したのは、戦争を回避するためである。これは因果関係が全くない。

 

まぁ、百田さんのこの発言は、ある意味、難癖よね😱。百田さんのこの発言に共感する人は、モンスタークレーマーになる可能性が高いと思う。怖い怖い。

 

さすが作家。情緒に訴える文章は見事。それも、そんな意図はなく、素で書いているのだろう。

 

①『皆さんの活躍の場を奪うために、五輪開催に反対して、すいませんでした』と謝れ。

②『五輪反対と選手応援は別』という主張は「欺瞞」であるというレッテルを貼る。

③「彼らは選手たちの活躍の場を奪う為に、なりふり構わず開催に反対してきた」と再度①の主張に戻る。素晴

 

らしい段落構成じゃないか😁。

①主張

②反対者へのレッテルを貼り

③主張の言い替え

 

何度も同じことを言い替えながら繰り返されると、その主張は正しいのかもしれない、いや正しいと思うようにもなるのよね🤔。

 

「五輪反対と選手応援は別」というのは正しい。

 

五輪に反対したのはコロナ感染を危惧してのことであり、選手への嫌がらせではない。だから選手がオリンピックに出たのなら、その人を応援しても構わないだろう。

 

安倍前首相の「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」という発言もこの百田さんの発言も、非論理的だなぁ🤔。

 

ちなみに、このブログを読んだ百田さんは、こういうかもしれない☝️😁。

 

「このゆうって奴は、朝日のモーニングショーの支持者だな」

 

とね。

 

いえ、違うわよ😁。

 

私もオリンピック開催に反対の立場であり、「選手の活躍の場を奪うために」と言われるのが心外なだけよ😤。

 

「今を生きる子どもたちはコロナのせいで色々と経験する機会を奪われている。そしてコロナは東京オリンピックが原因で爆発的に感染している。じゃぁ、何かい、子どもたちの様々な思い出と経験の機会を奪いために、五輪開催に賛成しているのかい。」

 

この主張はおかしい。

 

そして、この主張と同じくらい「選手の活躍の場を奪うために、五輪開催に反対した」という主張はおかしいのよ💢

 

もしもオリンピックが中止になって選手の活躍の機会が奪われたら、その原因はオリンピック開催に反対した人にあるのではなく、コロナよ。そして、コロナを世界に広めた人や国よ。

 

誰ともどこの国とも言わないが🤫。架空の人や国よ😎。

 

あぁ、私も感情に負けている😅。