バス会社のバトル～やはりお客さんの利便性を考えてほしいわ～
もう２０年近く前の話。
家から駅まで大手バス会社のバスを使う🚌。
その大手バス会社とは異なる路線に、地元の小さなバス会社がバスを運行することになった🚐。その会社は、福祉事業もやっていて、療育保育園や支援学校のバスも運行している堅実な会社だ。
その小さなバス会社が新たにバスを運行する路線は、住宅地🏘️や団地の中の道を通る。そして、大手バス会社の運賃よりも安かった。
私の家は徒歩１分のところと１２分のところに大手バス会社の停留所がある。２路線あるのよね。
徒歩１分の停留所は、始発から、うちの近くの停留所まで遠く、時間通りにバスが来たことがほとんどない。運賃は２５０円。
１０分以上歩いた先にある停留所は、始発で、時間通りにバスが来る。運賃は２００円。
地元の小さなバス会社のバス停は徒歩２分のところにできた🚏。バスは定刻通り来る。運賃は１８０円で、回数券を買うと１５０円くらいになった。私は小さなバス会社のバスを利用するようになった。
バスの本数は少なかったけれど、地元の人は重宝した。わざわざ大手バス会社の停留所まで行くよりも、近いんだもの。足の悪い人やお年寄りも重宝した。しかし、遠回りする分、大手バス会社のバスよりも駅に出るまで時間がかかる。それでも５分の差はなかったかしら🤔。
そしたら、なんと❗️😱。
大手バス会社は、小さなバス会社とほぼ同じ路線を新たに作った。それも、小さなバス会社のバスの運行時刻とほぼ同じ時刻で。料金は同じにして🚏🚏。
もともと大手バス会社のバスを利用していた客が、家から近くて便利で安いから、地元の小さなバス会社のバスを利用するようになったのよね。大手バス会社からしたら、客を取られたということになるのだろう🤔。だから、客を奪い返そうとして、採算度外視で、小さなバス会社と同じ路線をぶつけてきたと私は解釈した😱。
小さなバス会社は小型のマイクロバス🚐を使っていた。福祉事業にも協力的で、採算ギリギリで運行していたのだろう。
その後、１年ほどすると、小さなバス会社は、運賃を上げざるを得なかった。２２０円となった。
そしたら、お客がピタリと乗らなくなった😣。私はそれでも、そのバスを利用した。近いし、２５０円よりも安いし、回数券を買えばさらに少し安くなるし、何よりも定刻に来るから😄。
バスが停留所に停まっても、乗客はバスに乗ってこない。次に来る大手バス会社のバスに乗るから。
停留所に並ぶ人は、手を振って「乗らないよ」という合図をおくった。
そして、とうとう、その小さなバス会社は、その路線から撤退した。それが５年ほど前😣。
いや、ここまでであったら、「資本主義の世の中って厳しいね～」というごくありふれた話なのよ。これには後日談があるの。
小さなバス会社がその路線から撤退したあと、その大手バス会社は、その路線を廃止したのよ😡。
小さなバス会社の路線を潰す目的で、乗客のことなんて考えていないのよ💢。
でもね、乗客も乗客なのよね🤔。確かに小さなバス会社は運賃を値上げしたんだけれど、大差ないんだから、先に来たバスに乗れば良いじゃん。まぁ、定期券を買っていたのかもしれないが😌。
弱肉強食の資本主義、自由主義経済的と言えばそれまでだが、資本力を背景に相手を潰し、潰したあとは乗客のことを考えず撤退なんて、企業の社会的責任というモラルのないバス会社であることは十分に分かったわ😒💢。しかし、公共の交通機関はそのバス会社のバスしかない😥。だから、横暴なのね😣。
「バスが止まってからお立ちください」を連呼するのに、私がバスに乗ったあと、席に座る前に発車する。お年寄りが乗っているときもそう。指摘したら、運転手は「はぁ～」だって😣。今度、発車のときに大袈裟に転んでやろうかしら😒💢。まぁ、私にとっても損だから、そんなことはしないけれどね😅。
