つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

お客は友達でも葦でもないぞ😑

もう20年近く前のこと😄。

タクシーに乗ったら、延々と運ちゃんが私に愚痴を言う。嫌な同僚、会社の待遇、挙げ句の果てには、家族の愚痴😓。

私は、その話をとめて逆恨みされるのも嫌なので、適当に相槌を打っていた😌。

 

そのとき、私はふと思い付いたことがあった。

 

私「あっ!あそこを曲がったところで下ろしてください。」

 

運転手「はい。了解しました。」

そこは、わたしの家からかなり離れたところである。

私は運賃を払いながら、

私「運転手さんは、お客さんによくそういう話をするの。」

と聞くと、運転手は運賃を受け取りながら

運転手「はい。」

私は降りる間際に

私「まぁ、お客によっては仕事に疲れてタクシーを乗ることも多い。それに、お金をもらって愚痴を聞かせるのはよくないなぁ。客商売のサービス業なんだから、今後そういうことをよした方が良いよ。」

と諭した。その運転手は顔が固まっていた。

 

もう20年近く前のこと。私は20代だったから、今のわたしから見ると、いっぱしのことを言っていたなぁって思うのよ😅。

 

この経験から得たことは、自分が楽しい話でも、相手にとっては苦痛であることがあるということよ😅。この運転手さんは、他の客にもこういう話をしていたと言った。と言うことは、そういうことをお客に話すのは、少なくとも「悪い」とは思っていない。そして、自分は楽しいだろう。だって、自分のお腹にたまったことを、見も知らずの相手にぶちまけられるのだから。こういうのを、私は「王さまの耳はロバの耳」って呼ぶの😏。

知り合いには言うのが躊躇してしまう出来事を、縁も所縁もない人にぶちまけてスッキリすることね。王さまの耳はロバの耳に登場する理髪師は、王の耳がロバの耳であることを厳重に口止めをされたが、秘密を守ることの苦しさから、人のいない森の中の葦に向かって「王様の耳はロバの耳」と叫んだのよね。

 

客は葦ではないぞ~😎