つれづれなるままに

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つれづれなるままに国語を語る~具体と抽象~

私はスポーツが好きだ。例えばサッカーや野球などをすることが好きだ。

この発言をした者は、サッカーや野球をすることが好きだと言いたいのか。たしかに、それも言いたいことに違いない。

後ろの文は、前の文の「スポーツ」を具体的に述べたものである。

この発言者にとっては、サッカーや野球はあくまでもスポーツの例であり、スポーツをすることが好きなのであろう。

 

私は、休みの日には、サッカーや野球などサッカーや野球はをよくする。つまり、私はスポーツをすることが好きだ。

では、この文では、どうだろうか。発言者はサッカーや野球などをよくすることが言いたいのか。たしかに、それも言いたいことに違いない。

後ろの文の「スポーツ」は前の文の「サッカーや野球」をまとめたものである。私はスポーツをすることが好きだと言いたいのであろう。

 

ここで、以下のような関係が成り立つ。

「スポーツが好きだ」

:抽象化(一般化)→主張

 

「サッカーや野球が好きだ」

:具体化→補足

 

この関係を頭に入れると、文の要約ができるようになる。

私は、サッカーや野球などのスポーツをすることが好きだ。

この文を読んだときに

私は、(サッカーや野球などの)スポーツをすることが好きだ。

と、頭の中で、具体的な部分にカギカッコを付けて読む。そして、そのカギカッコの部分を省けば要約となる。この文を要約すると

私は、スポーツをすることが好きだ。

これまでの「つれづれなるままに国語を語る」はこちらのリンクで遡って読むことができるわよ👋😉


論理信仰にご注意を😎 - つれづれなるままに

 

(追伸)正月早々、また勉強の話と思ったかしら。そうなのよ。1月2日から「正月特訓」で出勤なのよ😅