つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

野分が近づくつれづれに😄

台風は昔、「野分」と言った。

台風(野分)の翌日って最高よね。あまどや垣根が乱れて倒れかかっている上に、庭の草木がとても痛々しい姿も感動的だわ~。(枕草子)

清少納言は「しみじみとして趣深い」という感想で、「チョー最高」という意味ではなかったのだろうが、現代、こんなエッセイを出したら「不謹慎」攻撃を受けるんだろうなぁ🤔

 

台風(野分)で光源氏の大邸宅の庭の草木も花も倒れてしまった。光源氏の安否を気にして訪れた夕霧(光源氏の息子)は台風で大混乱している光源氏の邸宅の中で、偶然紫の上(光源氏の正室《夕霧は前の正室の子》)の姿を垣間見てしまった。簾が台風の風で舞い上がってしまったためである。彼女の美しさに心を奪われ、紫の上の姿が夕霧の頭から離れなかった。(源氏物語)

光源氏は幼いときに母親を失った。その母親はとても美しかったという。母親の姿と瓜二つの父帝の後妻(藤壺)と密通し、子どもを生ませてしまう。その後、彼は藤壺の姿を追って女性遍歴を繰り返す。

 

今風に言うと「マザコン」「不倫」物語なのよ。だから、中学生には教えない😎

 

ガンダムのシャーもマザーコンプレックスで描かれていた。戦死した恋人ララーを「私の母となるべき女性だった」と叫んだときには、かなり引いたが、しかし幼きときの母の死がトラウマとなったのなら、悲しい話でもあるなぁ🤔。

 

そういえば、宗教の「女人禁制」ってマザーコンプレックスな面もあるのかもしれない。だってこの世に生まれるには男性と女性が必要で、人は誰も女性の胎内からこの世に生まれでるの。ということは、女性ほど神聖なものはないという発想があっても良いところを、女性は穢れているとする。生命の神秘と言うのに、生まれでる基となる人を否定するのは、なんかおかしい🤔。性欲と関係するんだろうけれど、性欲がなければ人は子孫を残せないわけで🙄。そう言えば、宗教家ってほとんどが男性よね。哲学者もそう。

 

ユダヤ教からキリスト教とイスラム教が生れた。ユダヤ教はキリスト教とイスラム教の母親。そして、この二つは兄弟。この兄弟は仲が悪いが母親の存在は認めている。しかし、その弟は「俺には親なんていない」と言い出したから、最も親不孝なのかも知れないなぁ😅。

 

台風は情緒的で、思いもよらぬことが起こる自然現象ということかなぁ🤔

 

小さい頃、台風、大雪というとワクワクしたものだ。とても不謹慎であるが、それが子どもということでもある。とすると、枕草子の「をかしの文学」は、子どもの感性が書かれた随筆と言えるのか🤔。

 

日記って、日々の記録を書くものであることは誰も疑わないが、みんなに読ませるためという意図もあるようだ。

 

源氏物語は、大人の文学。愛憎まみれた人間模様。昼ドラの最高峰。でもね、当時と今では性の価値観が異なるのよね。それでも義母と息子の密通は不味いだろ。父は帝なんだよ😅。でもこんな作品を許せるなんて、当時は「懐が深い」と捉えるか、「貴族社会の性の乱れ」と捉えるか、それとも、「藤原氏は天皇の権威なんて屁とも思っていなかった」のか…🤔。どれも当てはまる気がするよ😌。

 

朝廷は性で乱れていたというのは、その後の保元の乱が象徴している。

 

「『保元の乱』~私は不義の子とは知らなかった~」

 

というドラマにすれば、高視聴率が取れるかも😎。事実は小説より奇なり。この保元の乱は、後世に大きな影響を与えた。詳しくはここでは書かない。650年後の明治維新の前には崇徳上皇の御霊を京都にお連れ戻し、祟らないように祈願した。東京オリンピック前にも崇徳上皇にお参りしたとも。

と台風から、話がつれづれに展開したが、いまだにまだ晴れているの。

台風のため教室を閉じると、その時間に来ないというジンクスがある😅。

 

台風の為休講→その時間、晴天🌞

台風の為自習室閉鎖→その時間、晴れ🌞

 

職員の安全のためなんだけど、晴れているとちょっと後ろめたい気がするの。でも、職員や生徒が教室に来て事故があってはならないし、経費も浮くから、よしとするか😄。安全のための備えは越したことはないよね。