つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

有休哀歌

有給休暇って労働者の権利。

 

もともと労働者に権利なんてなかった。ボロボロになるまで働かせれて、病気になればポイ捨てだった😱。それを先人たちが、闘争の上に勝ち取ったのが、労働者の権利よ😆💕✨。

 

権利には理由はない。造物主が与えたものだ。しかし、これは理念であり、信仰的なものだ。なぜ、労働者の権利の中に「有給休暇の取得」があるのだろうか🤔。

 

労働者がリフレッシュして、仕事に励むようにするためと、一応の理由がつく。それは生産性の向上につながる。でも、会社側は有休の取得に良い顔をしない。特に日本では有休の取得に難色を示す😒。労働者がリフレッシュすれば生産性が上がるんだから、会社側にメリットがあるはずなのにね。権利意識がないから、有休取得を義務化した。ホント情けないなぁ、日本人は😣。私も含めて😌。企業の体質が近代的で、心はまだまだ産業革命の19世紀なのよ。

 

資本家や経営者は、労働者に休日など与えたくなかった。馬車馬🐴のごとく働かせて、利益を上げたい。そんな労働者が有休権を得るには、根拠がいる。その根拠は何なのか知りたくて、ネットを探し回ったが見つからない🤷‍♂️。見つからないから、持論を展開しよう☝️😁。

 

マルクスは労働の搾取に気づいた。搾取って「搾り取る」ことよ。労働者は不当に搾取されている。

 

「ワンオペ」なんて典型ね😅。日給8000円(8時間)としようか。売り上げは50000円としよう。今まで二人で回していたのを一人で回すようにする。人件費が32%だったのが、一気に16%になるのよ。経営者側は労働者の労働力を8時間という時間で買ったのだから、その8時間をどう使おうと構わない。ワンオペにしたおかげで、さらに8000円分、ある意味正当に、でもある意味不当に搾取したと考えるのよ😎。

 

そう考えると、有休は、不当に搾取されたものを労働者が取り返すものだとも言えないかしら🤔。

 

でも、こうなると安易に労働者を雇えないわね。というか、安易じゃいけないんだけれど😅。キチンと従業員に有休を100%取得させて、生き残れる会社って日本にどのくらいあるのかしら🤔。一部の大企業と公務員を除いて、ほとんどの会社がつぶれてしまうのではないかしら😓。

 

でも、マルクス流に考えたら、それもありなのかも😎。だって、資本家と労働者が対立して、次は労働者が革命を起こすんでしょ。労働者が体制を覆すのでしょ。だったら、労働者がみんなで有休を取って、会社を潰しても構わないってことになるでしょ😱。

 

有休の取りづらさは、会社だけではなく、消費者にも責任があると私は思うの🙄。

 

私ね。10年ほど前に父を亡くした。癌だった。手術して4年が経過し、元気だったから、その日に亡くなるとは家族誰一人思わなかった。父は気丈に癌の進行を隠していたのね。ショックだった。火葬場が込み合っていたことと、父の交遊の広さもあって、葬儀の準備や後の始末で10日ほど休みをいただいた。

休み明け、教室に出社すると、早速、保護者からのクレームがあった。

「相談したいときに、塾長がこんなに休むなんて💢」。

私は、父の死を言う気になれず、

「私用で申し訳ございません」

とだけ言った。

 

こういうことは良くあるのよ。日曜日、教室を閉じることに猛クレームになったこともあった。ゴールデンウィークに休むことに難色を示す方もいる。

 

人には様々な事情がある。その事情を想像できない冷たさが、この資本主義の世にはある。せめて私は他人に優しくありたい。

 

次回は和の精神から、権利の行使について分析してみようかしら😄