つれづれなるままに国語を語る⑨190314
前回までのお話
①国語力の土台は語彙力である。
②語彙力には言葉の数だけではなく、言い換える力も入る。
③語彙力をつける方法は、覚えた言葉を使ってみることである。
④論理とは論証の組み立てであり、思考の妥当性が保証されるものである。
⑤読解は客観的読解力が大切だ。
⑥ジャンルの違いは、主張方法の違い。
⑦論理には飛躍が入る。
⑧認知が読解を妨げる事になりえる
詳しくは下のブログをお読みください😄
つれづれなるままに国語を語る⑧190312 - つれづれなるままに
(1)どの教科も国語力が土台
100円玉と50円玉合わせて10枚で700円持っています。さて、それぞれいくらでしょうか。
(小学生)
う~ん。まずはお金を並べてみよう。
100 100 100・・50 50 50・・=700
う~ん。これだと分からないなぁ。
全部百円だったら、嬉しいのになぁ😎
100 100 100 ・・100 100 100 ・=1000
あれ~300円の差が出たぞ🤔
この差は何だろう🙄
100 100 100・・50 50 50・・=700
100 100 100 ・・100 100 ・・=1000
50円玉を100円玉に変えると、1枚につき50円の差がある。その差がつもり積もって、300円になったと言うわけだな😄
実際100 100 100・・50 50 50・・・= 700
IF 100 100 100 ・ 100 100 100 ・ =1000
差 0 0 0 ・・50 50 50・ = 300
300÷50=6(50円玉の枚数)
10-6=4(100円玉の枚数)
従って50円玉6枚 100円玉の4枚
(中1生)
枚数が分からないんなら、文字にしちゃえ~😁。
50円玉をX枚とすると、枚数の合計は10枚なのだから、100円玉は(10-X)枚となるな🤔
合計が700円なんだから、50円玉がX枚と、100円玉が(10-X)枚を合計したら700円になったのか🙄
式にすると
50X+100(10-X)=700
50X+1000-100X=700
-50X=-300
50X=300
X=300÷50=6(50円玉の枚数)
100円玉の枚数は10-6=4
あれ❓
小学生と同じ式が出てきたぞ😱❕
(中2生)
枚数が分からないんなら、文字にしちゃえ~😁。
50円玉をX枚、100円玉はY枚としよう🤔枚数の合計は10枚で、金額の合計は1000円なんだから、
X+Y=10…①
50X+100Y=700…②
①の式はY=10-Xとなる。
この式を②にぶちこむと
50X+100(10-X)=700
あれ❓
中1生と同じ式が出てきたぞ😁。
そう。小学生のつるかめ算も、中1生の一次方程式も、中2生の連立方程式も、結局は同じなの👨🏫
では、何が違うのか。
それは具体と抽象の違い。
小学生で習う算数は、生活に根差した具体的な算術。和差算、差集め算、つるかめ算、流水算、時計算等々、全て具体的に考える。それを中学生になると、抽象度の高い方程式となる。抽象度が高いから汎用性がある。じゃあ、小学生に方程式を教えたら良いのかな🤔そんな塾や私立の小学校もあるようだけど、私は反対なの。問題を具体的に考える思考力も大切だと考える。
えっ❗️❗️
国語を語るんじゃないのって❓😅
十分国語を語っているよ。
算数を解くのに国語を使ったよね😎
数学を解くのに、日本語で考えたよね😎
ほら、
①国語の土台は語彙力である。
②語彙力は言葉の数だけではなく、言い換える力も入る。
第1回で語ったことは覚えているかな👨🏫
言葉は記号の1つであると伝えたね。
ということは、日本語という記号を、算数や数学の記号に言い換えたのよ。数学の言葉も語彙力の1つ。それに、数学語は世界共通。
論理も使ったね。特につるかめ算。もしも~ならとifの世界を考えるのも論理。まぁ、算数や数学自体が論理の学問でもあるからね。
(2)まとめ
数学でさえ、国語力が問われるのだから、他の教科も国語力が土台となると言えそうだよね🎵