つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

新たなクラスを担当したときは❓~塾講師の本音・生徒の前任者への未練をどう断ち切るか🤔~

誰が読んでいるか分からないから、あまり詳しくかけないわ。前任者からクラスを引き継ぐと、ホントやりにくいことが多い😌。

 

あっ❗️❗️😱

具体的に書こうとして、消した。書きたい衝動に襲われる😎。

 

とある男子生徒が「前の○○先生の方が良かった」と私に聞こえるように仲間と話している。皆さんだったら、何とこたえるかな❓😁。

 

私は「それは当然だよ。『新しい担当あるある』だよ。だって受け持ってすぐに新しい担当の方が良いとなったら、前の担当は1年間何をやっていたのってなるもの。」

と言ってやった😁

 

そりゃ~、あなたにとっては前の担当の方が良いだろう😜。しつけに厳しくなく、甘々な指導をしていたから、大人にそんな態度を取るんだよ。あなたが私にとっている態度を、新1年生がとったら、あなたは怒るだろう🤣。どんな態度かは書かないけれど😅。

 

さて、このクラスをどう料理していくか😁。

 

私は、どんなに悪いことであっても、それが法に触れないならば、7割踏襲3割改革。前任者を強く否定すると、軋轢が生まれるのよ。特に日本は。

 

(社会)

👦「○○先生は語呂合わせを沢山教えてくれた。」

 

👨‍🏫「そうだね。語呂合わせは勉強のスパイスかなぁ。スパイスは効きすぎると元の味が分からなくなるからなぁ。」

と言って、学習の意識付け。

 

何事も因果関係を意識すると、忘れてしまうことを防げる。知識は魚。因果関係は網。網の目が大きければ魚は逃げてしまう。因果関係が粗いと、その知識はこぼれ落ちてしまう。歴史も科学だ。

👨‍🏫「『六波羅探題』って何時代だか覚えている?」

 

👦「平安時代。」

 

👧「鎌倉時代。」

 

👨「室町時代。」

 

👨‍🏫「じゃぁ、六波羅って何?」

 

生徒「…。」

 

👨‍🏫「京都の地名なんだよ。探題とは『軍事権』や『裁判権』を持つ重要な役職だ。京都にそういう重要な役職を置くのは、京都を監視するためなんだね。」

 

👧「朝廷を監視するんだ。」

 

👨‍🏫「そう。朝廷など、当時の政権に従わないものを従わせるために置いたんだ。京都をよりも西を根拠地としている武士たちも、遠く東にある政権の言うことは聞かない。ということは、当時の政治権力を持つものは京都にはいない。」

 

👦「鎌倉だ。」

 

👨‍🏫「だから、六波羅探題は鎌倉時代のものなんだね。承久の乱で鎌倉幕府が朝廷に勝って六波羅に探題を置いたんだ。

入試に出るのは六波羅探題を置いた目的を問う問題だ。皆はもうかけるよね😉✨」

朝廷を監視し、西国の武士を統率するため。

 

(国語)

授業の前の準備板書

ある図書館では、有料でコピー機を使用することができます。白黒でコピーする場合は1枚あたり8円、カラーでコピーする場合は1枚あたり25円です。Aさんには、白黒でコピーするものとカラーでコピーするものが、合わせて29枚ありました。29枚コピーし終えたところで確認すると、白黒でコピーする予定であったものをカラーでコピーし、カラーでコピーする予定であったものを白黒でコピーしてしまっていたため、カラーでコピーする予定であったものだけをカラーでコピーし直しました。その結果、全部で837円かかりました。

このとき、次の①と②に答えなさい。ただし、消費税は考えないものとします。

 

白黒でコピーする予定であったものがX枚、カラーでコピーする予定であったものをY枚あったとして、次のような方程式を作りました。(    ア    )に当てはまる式を、XとYを使った最も簡単な形で書きなさい。また、(イ)に当てはまる数を書きなさい。

(         ア       )=29

25X+(イ)Y=837

 

29枚を予定通りにコピーしていた場合にかかる金額を求めなさい。

 

生徒は教室に入ってくると

👦「あれ~、これは国語の問題なの❓」

 

👨‍🏫「まぁ、みんなが集まったら説明するよ。」

 

そして、授業開始。

👨‍🏫「さて、今、みんなに配布したプリントの問題を板書しておいた。この問題は、昨年の全県の中3生対象の9月の模試で、16%の正当率の問題だ。連立方程式の問題だから、みんなは解けるはずだよね。まずはプリントに解いてごらん。」

不真面目な生徒も懸命に解いている。机間巡視をすると、アはみんな正解しているが、イは全員不正解。

 

👨‍🏫「みんなの解答を見たら、正解者はいない。実は、これはつるかめ算を使うと小学生が解ける問題なんだ。

さて、昨日の国語の授業を覚えているかな。要約をやったね。では、これを要約してみよう。』

と言って、黒板に書いた問題のリード文で、解く際に不要な文を削っていく。

白黒コピーは1枚8円で、カラーコピーは1枚25円です。白黒コピーとカラーコピー合わせて29枚ありました。コピーし終えると「白黒コピーをカラーコピーし、カラーコピーを白黒でコピーした」ため、カラーコピーする予定ものだけをカラーコピーし直した結果、全部で837円かかりました。

 

👨‍🏫「カギカッコしたところは、もっとまとめられるね。」

 

白黒コピーは1枚8円で、カラーコピーは1枚25円である。白黒とカラー合わせて29枚あった。コピーし終えると「白黒とカラーを逆にした」ため、カラーにする予定ものだけをカラーコピーし直したら、837円かかった。

 

👨‍🏫「このように要約すると、約250字あったものが100字程度となるんだ。半分以下、実に40パーセントになっているんだ。これをプリントに書き込んだ上で、もう一度解いてごらん。」

と言って解かせると、5人が①の(イ)を正解した。

👨‍🏫「このクラスの正当率が5割となった。どうかなぁ。国語力がつくと、他の問題も解けるようになるのが分かったかな。国語力がつくと勉強がはかどるんだ。先生は、1年間でみんなにこういう力をつけてほしいと考えて指導していく。」

教室の中は、静まり返っている。し~んとしている。生徒の目は真剣である。

そのあと、国語の読解問題の授業を行った。

生徒たちの前任者への未練を、教務力で断ちきり、ねじ伏せる。前任者を直接的に批判しない💪😎。

 

👨‍🏫「先生は、みんなに高校進学後、そして、大人になって必要な力をつけてもらいたい。塾としてすぐに効果が上がる指導は必要だ。しかし、表面的なものは真の力はつかない。そして、これから求められている力は、丸暗記ではなく、正確に読み取り、自分の考えを述べる力なんだ。」

えっ。自己満足ではないかって❓電話で複数の保護者から

「新学期(3月)になって、新しい担当になって、私も不安だったんですけれど、とても分かりやすくなったって嬉しそうに家で話しています。」

と言われている😆。

 

飛ばしすぎていることは否めない。結構しんどい。しかし、この気持ちを持たせ続けられるよう、頑張らないといけない。

 

これ以上はよそう。自慢しすぎは鼻持ちならないから😎。

 

えっ❗️

もう鼻持ちならないだって😅。

良いじゃない。ブログでは大目に見てね😁