つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

日本人の気質の研究~野党に大きく欠けているもの~

野党が多くの日本人に支持されない原因はこれよね~🤔。

 

 

 

立憲民主党 枝野幸男代表

「自民党は変わらない、自民党は変われない、ということを示した新総裁の選出だ。まずは安倍・菅政権の何を否定するのか。特に国民生活を疲弊し、結果的に株価だけで経済を低迷させてきた、アベノミクスを否定するのか、肯定するのか。明確にお示しをいただくことが必要」

共産党 志位和夫委員長

「政治の中身においては、安倍・菅直系政治を選んだというのが今回の結果。党の表紙だけ変えても、中身は変わらないということを指摘しておきたい」

 

 

 

私個人としては、彼らは妥当なことを言っていると思う。私も彼らの意見に近い。

 

 

 

でもなぁ🤔。

 

 

 

意見が近いのに支持できないの。それは、彼らは日本的情緒を理解していないから。というか、日本的情緒が欠けているのよね🙄。

 

 

 

そうそう👋😅。

動画がなかったんだけれど、昭和天皇が崩御したときに、日本共産党の中央委員会は「天皇裕仁は侵略戦争の最大かつ最高の責任者であった」と声明を出しているのよね。

 

 

 

これね。文字にするとあまり違和感がないかもしれないが、天皇が崩御した直後ということと、その声明を発表している方の表情に違和感があった。映像で見るとよく分かる。違和感というか、私は怖かった😱。

 

 

 

私は常々、多くの一般的な日本人は、権力者に甘いと言っている。

 

 

 

権力者にどんなに愚弄されても、聞き分けがよいという国民性があると思っている😣。

 

 

 

私が物事を考えるときに、同じ構造に当てはめて比較する🤔。

 

 

 

老人に献身的な介護をしている青年が、その老人のお金を着服したとする。

 

 

 

その青年に対して、

「いや~、彼は一生懸命に老人の介護をしているのだ。そんなに責めてはいけないよ。私たちに変わってきつい仕事をしているのだから、そのくらいは大目に見よう」

とその老人に言ったらどうなるか。

 

 

 

この意見は許されないだろう。

 

 

 

しかし、これが政治家となると、

「彼らは私たちのために頑張っているのだから、少々の不正は仕方のないことだ。」

という感覚の人が多いと思う。

 

 

 

不正の対象が前者は個人、後者は国民全体という違いがあるという指摘があるかもしれない。

 

 

 

いや、「青年を許してあげて」と言われて、着服した青年を許す老人がいるかもしれない。

 

 

 

そういう人を「人が良い人」という。権力者に対しても「人が良い」のよね🙄。

 

 

 

争い事を好まない和の精神かしら❓️🤔。

 

 

 

それとも世間体を気にする村の精神かしら🙄❓️。

 

 

 

そう言えば、妻はもらい事故に遭った。その話しはこちら👋。

 

 

 

もらい事故に遭った妻がこう言った。

 

 

 

「(私の車に車をぶつけた)おじいさんはご近所さんなのよね。だから(保険会社と交渉をしてくれている車屋さんは)保険会社にあまり強く言ってほしくないわ。」

ってね😲。

 

 

 

妻は近所でその老人と出会うのも気まずいという。

 

 

 

いや、なんとなく妻の気持ちも分かるのだが、私の感覚だと何でもらい事故に遭った方が気にするのかと疑問になる🙄。もらい事故をされた側は、保険会社や弁護士に依頼できない。保険会社は素人相手に値切るだろう。

 

 

 

何か妻のこの考えも、日本的だなぁって思えるのよね😅。相手に非があっても相手を思いやるという。

 

 

 

個人間でのこの感覚は、美談になってもかまわない。だって個人と個人の関係だから。しかし、権力者とは個人と個人の関係ではない。ここがポイントなのよね🤔。

 

 

 

行政の不正や疑惑は巡りめぐって自分に降りかかってくるし、それ許す自分の甘さが他者にも降りかかることになるという理解が大切だ😱。

 

 

 

ヤクザに自宅に火炎瓶を投げられたり(火炎瓶を投げられた正確な原因を知りたいわ)、権力を私物化したり、税金や国の財産の不正使用の疑惑があったり、そのため命を落とした役人の調査を終了したことにしたり、総理大臣を立法権の長だとか森羅万象を担当しているだとかと戯言をたくさん言ったり、国会で自分は人を指差して野次るが人から野次られると怒ったり、憲法を順守する義務を負っているのに改憲運動したり…、そんな人がいまだに政治の世界で影響力がある状態を許しているのよ😣。

挙げていったら気分が悪くなってきたわ😅

 

 

 

いや、彼が象徴的だから書いたまでで、そんな政治家はたくさんいる可能性が高いと思う。

 

 

 

このような人が議員を続けられるということから、多くの人が権力者の不正や疑惑、失言や暴言を不問にしていることが分かる。

 

 

 

不問にするどころか、不正や疑惑や失言を追及すると、

 

「すでに終わったことを今さら」

とか、

 

「根に持つなよ。国会にはやるべきもっと大切なことがあるだろう」

という意見が国民側出てくるのよ~😱。

 

 

 

彼らの税金や国民の財産の不正使用や疑惑を許す人は、自分を介護している青年にお金を着服されても、自分が働いている会社の社長が会社のお金を横領しても、汚れ仕事をして精神的に大変なんだからとその不正を許するのなら、その人の理屈は一貫していると私は理解する🙄。

 

 

 

少なくとも今の政権党に1票をいれている人は、この矛盾を抱えていると私は考えるのよね🙄。個人では許せない不正や疑惑を、政治家の場合は何らかの形で許していると。

 

 

 

お食事券、いや汚職事件で有罪になっても、政界に君臨し続けた今太閤もいたしね。

 

 

 

あっ、若い人には分からないわね😅。

 

 

 

強者に甘く、弱者に辛い日本人。これは、日本人の情緒の1つであると考える。日本人の多数派だろうなぁ🤔。

 

 

 

よい意味でも悪い意味でも、江戸時代かなぁ🤔。政治はお上がやるもの。下々はそれに従うもの。

 

 

 

身の回りの具体的なものに対する意識から、国全体の政治という抽象的なものへの飛躍が日本人は苦手だと思うのよ。

 

 

 

だから戦争責任を、一億総懺悔と言われて、至極ごもっともって思ってしまうのよね。

 

 

 

「あぁ、戦争指導をしている方々も、やらざるをえなくてやったことだ。私たちにだって非がある。だから、彼らばかりを責めてはいけない。」

 

 

 

「あぁ、政治家は日々緊張を強いられた仕事をしておられる。だから少しぐらいの不正は仕方がない。私たちにだってやましいことがある。だから、彼らばかりを責めてはいけない。」

 

 

 

この国民性が、権力を腐らせるのよね。私が特に権力者に厳しい態度をとるのは、歴史を学んでいるから。

 

 

 

でも、ここで念のために言っておくわ。この国民性を責めているわけではないのよ👋😔。

 

 

 

いや、かなり責めているように読めるかしら😅。

 

 

 

でも、責めているわけではなく、日本人の気質がそこにあると言いたいのよ。

 

 

 

死ねば皆仏。死ねば靖国の神になる。戦前の戦争指導者さえ神として祭ろうとする。

 

 

 

悪いことは水に流す。相手の非を水に流すのなら、まだ理解できるが、自分の非までも自ら水に流す。

 

 

 

やはりね🤔。

小学生の子どもに「日本人はアメリカに原爆を落とされたのだから、アメリカに原爆を落とす権利がある」と言われ、大人が驚いてしまうというところにも、日本人の気質がうかがえる。

 

 

 

いや、私はこの考えに承諾は出来ないが、そういう考えがあることは理解できる。「やられたらやり返す」のが自然よ。

 

 

 

「右の頬を殴られたら、左の頬を出せ」という方が不自然よ。

 

 

 

こういうと誤解を生むから念のために付け加えると、自然だから正しい、不自然だから正しくないと言っているわけではないわよ😅。良し悪しの問題ではなく、動物として自然か不自然かということね😄。

 

 

 

相手の非を水に流すのは、本人の勝手で、ある意味お人好し。

 

 

自分の非を水に流すのは自分勝手で、意地悪。

 

 

 

そうか❗️😲

 

 

 

世界から見たら、日本人は「お人好しで自分勝手で、強き者になびき、弱き者をくじく」と見られている可能性は高い😱。いや、自分で言うのはなんだが、これは核心をついている。

 

 

 

なぜ核心をついていると言えるのか。

 

 

 

今、私は現代の事象を中心に考えて、この結論にいたった。そして、この結論は歴史的に見ても導き出される結論よ😱。

 

 

 

1つ例を挙げると、ペリー。

ペリーは強引な奴と思っている人が多いと思う。しかし、ペリーが出てくるまでの経緯がある。

 

 

 

江戸時代の後期、アメリカは日本と通商を希望していた。

 

 

 

1837年 モリソン号事件

→日本人漂流民を日本に送り届けるために浦賀に来航したアメリカ商船モリソン号を日本は砲撃した。異国船打払令が出ていたのよね🙄

 

 

 

アメリカはまずは民間交流を求めたのよ。それも日本人漂流民を助けて。そしたら、砲撃を喰らった😱。

 

 

 

この異常さが分かるかしら😱。

 

 

 

大砲などの武器のない商船に、有無も言わさずに大砲をぶっぱなしたのよ。

 

 

 

どこぞ国が日本近海にミサイルを打ち込んでいるのと似ているわね。

 

 

 

ホント怖いわ😱。

ご近所さんにあんな人がいると。

 

 

 

話がそれたわ🙇‍♂️。

 

 

 

そんなことをしたら、アメリカは怒るよ。

 

 

 

1845年

→アメリカの捕鯨船が日本人漂流民を救助して浦賀に来る。「異国船打払令」を廃止し「薪水給与令」が出されていた。だから、日本はたくさんの薪や水、食料を捕鯨船に与えて帰国させた。

 

 

 

アメリカは通商の脈ありと思うわよね🙄

 

 

 

1846年

→アメリカ東インド艦隊司令ビドルが浦賀に来航し、幕府に通商を求めた。

 

 

 

アメリカ政府にビドルは「辛抱強く、敵愾心を煽らず低姿勢で」と命令されていて、終始紳士的だった。来航した船は帆船。

 

 

 

なんとそのビドルを、護衛の武士が殴ったのよ😱。そして、通商は不可。それでもビドルは怒らずに日本を後にした。

 

 

 

ペリーはビドルの失敗を研究して、日本にやってきた。

 

 

 

分かるわよね☝️😔。

 

 

 

大砲を抱えた蒸気船という軍事力で威嚇し、幕府に圧力をかけたのよ。

 

 

 

そしたら、幕府はヘナヘナヘナ~😣。

 

 

 

その後のアメリカの日本に対する外交は、強気一辺倒で現代にいたる。

 

 

 

大東亜戦争の遠因はペリーにあり。石原莞爾のこの考えに私も同感だ。

 

 

 

私のブログの中で石原莞爾がしばしば登場している。圧巻なエピソードはこちら👋😄

 

 

 

しかし、その遠因(ベリー来航)のもとになったのは、幕府と役人の稚拙な対応よ。ビドルを殴っちゃいけない😱。

 

 

 

アメリカと友好関係を結んでおけば、違った歴史の展開があったかもしれないが、アメリカはその後、南北戦争になるからなぁ🤔

 

 

風が吹けば桶屋が儲かる。「ビドルを殴れば日本に原爆投下」かもしれない。

 

 

 

大東亜戦争だって、最初から「アジアの欧米列強からの解放」とはしていなかった。それに負けが込んで最後は「自衛戦」としているし😤。

 

 

 

「弱気を助け、強気を挫く」って建前なのよね。

 

 

 

でも、戦後、独善的な正義をかざして戦争を起こしていないわ😔。まぁ、良くも悪くもアメリカのお陰よね🤔。

 

 

 

 

アメリカの方が日本人の気質をよく理解している。日本人は自分の気質を理解していない。

 

 

 

いや、個々に見たら人それぞれよ👋😲。しかし、その個々の気質を一般化しまとめたら、「お人好しの自分勝手で、強き者になびき、弱き者をくじく」となる。

 

 

 

私も日本人。私もそんな気質を持っている😣。怖いお兄さんには注意できないのに、弱そうな人には注意しようと思ってしまう。

 

 

 

そんな気質が嫌だから、私は注意するべき人にどんなのときも報告するのよ。先生だとか、駅員だとか、車掌だとか、警察官だとか…😔。

 

 

 

私のこの行為を「卑怯な正義感」としたのがこちら👋😅

 

 

 

私は私も持っている日本人の気質を責めているのではなく、この国民性を理解する必要があると言いたいのよ。国民性を直すのは難しいから、理解する。その理解がないから、野党の支持が伸びないと言いたいのよ☝️😎。

 

 

 

えっ❗️❓️

何を言いたいか分からないって😅。

 

 

 

~もしもの世界~

今回の総裁選の結果に対して、はてな党のゆう党首のコメント

「総裁の選出の過程で色々と問題が指摘されていますが、キチンと民主主義の手続きを踏んで選ばれた自民党の総裁です。コロナ禍での舵取りですので困難を極めることと思いますが、私たちはこれまで通り、国民の立場に立って忌憚なく政府に意見を述べて参ります。」

 

 

 

野党の党首のコメントとして物足りないかもってしれないが、こういうコメントの方が日本人うけすると私は思う🙄。

 

 

 

少なくとも、このようなコメントをする野党があったら、その党に私は1票を投じる。

 

 

 

だって枝野さんのコメントなんて、国会の議論の中で言えばよいことであって、総裁選後のコメントとしたら野暮よ。志位さんだって、ワイドショーのコメンテーターが使い古したフレーズよね。

 

 

 

お二人とも、野暮さが見た目に出ているわ😁。あくまでも私の主観だよ😎。

 

 

 

日本人の情緒は、権力者に甘く、新たな門出を非難することを嫌うのよ。争いも嫌う。過去のことは水に流す。それに政治の世界のことと身近なことを混同するから、自分の門出に唾をかけているように見えてしまうのよ😔。

 

 

 

何の本だったか、誰の言葉だったか忘れたわ🤷‍♂️。

 

 

 

戦後の日本で今の自民党に連なる保守陣営の政治家は「日本人」だったが、社会党に代表される革新系の人たちは「宇宙人」のようだったというような評価を読んだことがある。

 

 

 

革新系の人たちの思考が、和を大切にし伝統や文化を重視する日本人らしい日本人の情緒と合わなず、彼らは頭でっかちの机上の空論を叫んでいると言いたかったのだろう。

 

 

 

保守系の議員は近所の地主のおっちゃんだが、革新系の人は異質に見えたのであろう。

 

 

 

今の政権党の議員を見てもそうだろう。

 

 

 

安倍さんや麻生さん、二階さんや甘利さん、どう見ても近所の地主のおじさんやおじいさんよね。女性議員は、近所のおばさん。

 

 

 

ガラパゴス日本列島の感覚だから、世界の潮流である人権思想に疎く、性的マイノリティへの理解に乏しい発言を繰り返すことになる😱。

 

 

 

国民は彼ら彼女らを非難をするが、心のどこかで「居酒屋でする親父の会話を公でするなよなぁ。困ったものだ。」という優しい感覚を持っているはず。

 

 

 

私もそうだ😅。

 

 

 

世界の流れは、居酒屋でも話してはいけない言葉だし、そういう思想自体が否定される。

 

 

 

でも日本人は、結局は許してしまうのよ。

 

 

 

たとえユーモアとはいえ、世界の人々の前で大阪城にエレベーター設置したのは失敗だったと一国の首相が言ってしまうのよ。でも、それが許されてしまう。そんな話がこちら👋。

 

 

 

日本の野党に求められるのは、政策じゃなくて、日本人の気質の理解なのかもしれないわ。

 

 

 

私をブレーンにしたら、政権は取れなくても党勢は拡大できるかもよ😎。

 

 

 

な~んちゃって😜。

 

 

 

ちなみに私は天皇好きの立憲君主制支持派たがら、典型的な右寄り思考よ😁。

 

 

 

ただ少し歴史が好きだから、権力者に厳しいだけよ😄。

 

 

 

最後に枝野さんと志位さんの言葉を借りて締めくくろう☝️

 

 

 

総選挙後、こんなコメントをしてみたらいかがかしら😎。

 

 

 

「日本人は変わらない、日本人は変われない、ということを示している総選挙の結果だ。」

 

 

「党の表紙だけ変えたら、中身も変わると思っている人が多数いたということだ。」

 

 

 

いかがかしら。

 

 

 

独善的でしょ😤。

 

 

 

でも、あなた方(野党)が選挙で負けたら、総裁選後に言ったあの言葉はこう言っていたことになるのよ。これじゃ、少なくとも多数の支持は得られないなぁ🙄。

 

 

 

政策が正しくて選挙で負けているというのなら、もっと日本人の気質を学びなされ😁

 

 

 

ほら、お金にルーズな人を幹事長にしたわよ🤣。私もスゴいと思う。日本国民、自民党になめられっぱなし🤣。

 

 

政治家がお金にルーズなことは仕方がないと思っている方が多いからこうなるのよね🤔。これでも自民党が支持されるんだから、野党は自民党から何か見習わないとね。