つれづれなるままに

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アメトーーク「芸人ドラフト会議」にみる、有吉弘行のしたたかさ~たとえるって大事なこのよね😄~

『アメトーーク!』
有吉、トシ、麒麟・川島、アンガールズ田中で「芸人ドラフト会議」。今回は「深夜23時台」の番組という設定。その設定を最大限に活かしたのはやはり有吉、ほかのメンバーが1位を手堅く指名するのに対して、宮下草薙・草薙をいきなりサプライズ指名。「ちょっと彼はワクワクしますね。予想できないというか。出演者をぶん殴ったりとか」「負荷をかければかけるほど爆発してくれるからイジり甲斐がある」と絶賛。その一方でほかのメンバーの1位指名に「何年前のドラフト?」「ドラフト1位コーチか」とクギを刺し、一気に場を掌握し、流れを作っていくのが本当にスゴい。

『アメトーーク!』の「芸人ドラフト会議」で一気に場を掌握した有吉の凄み(てれびのスキマ) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

まず、知らない人もいると思うから、この「芸人ドラフト会議」の説明をするね☝️😄。

 

芸人ドラフトとは、自分で作った架空の番組に出演する人をプロの目線で指名する会議のことよ。自分はその番組のMCとなる。競合したら抽選して、くじで負けたら指名を諦めることになるのよ。

 

確かに、私も番組を見ていて思ったよ😎。有吉さん以外の出演者は手堅いなぁと。いや、手堅いというか、「深夜23時台」の番組という設定と、番組制作のスタッフではない芸人の視点からという企画意図が分かっていない。

 

と私でさえ思った。だから視聴者の多くは、そう感じただろう。というか、そう感じても、それをうまく言葉で表現できず、モヤモヤとしていただろう。

 

他の芸人にはない有吉さんの才能は、視聴者が思っている毒のある感想を、すぐさま的確なたとえを使って言えることなのよね🤔。あだ名芸がそれをよく表している。

 

(有吉さんがつけたあだ名の一部)

ベッキーさん

=元気の押し売り

 

小倉優子さん

=嘘の限界

 

大沢あかねさん

=ブス界一の美女

 

島田紳助さん

=すごく怖いしゃもじ

 

芦田愛菜さん

=子どもの皮をかぶった子ども 

 

加藤綾子さん

=3割引の女

 

菊川怜さん

=学歴アンパンマン

 

谷原章介さん

=ニヤつきの貴公子

 

武田修宏さん=スケベなタラちゃん

ベッキーさんと芦田愛菜さんのあだ名は秀逸だと当時思ったよ。大沢あかねさんのも頷いてしまったわ😅。まぁ旦那が同期で親友だから言えるのだろうが😌。

 

私はビストロSMAPで有吉さんがSMAPにあだ名をつけるところも当時見たわ。

 

SMAPのメンバーが有吉さんに「あだ名をつけて」と頼む。特に木村さんのあだ名をつけるとき有吉さんは間をあけ、拒みきれなくなると「今日で消えるのかな」と呟いた。まぁ、当時天下のSMAPの機嫌を損ねられないということね。当然演技なんだろうけれど、キムタクは有吉さんが登場してから、終始不機嫌そうな表情だったように思う。それが笑えた🤣

 

稲垣さん

=稲ちゃん・寿命短め

 

木村さん

=殿堂入りすぎ・月9バカ・ドラマバカ

 

香取さん

=マヨネーズビール

 

中居さん

=似せSMAP

 

草なぎさん

=エラ呼吸

 

話を芸人ドラフト会議に戻すわ😅

 

だって一位と二位の指名を見ると

有吉さんの指名

1位 宮下草薙・草薙さん

2位 蛙亭・岩倉さん

 

トシさんの指名

1位 アンガールズ田中

2位 とろサーモン久保田

 

麒麟・川島さんの指名

1位 ハリセンボン近藤

2位 ロバート秋山

 

アンガールズ田中

1位 麒麟・川島

2位 かまいたち山内

 

1位を見たとき、「有吉の指名さすが」というよりも、他の3人の発想が凡人だなぁと思ったよ😎。もしくは、自分に自信がないんだなぁと思ったの。

 

設定が深夜番組よ。

誰に構うことなく、自分のやりたい番組を作ろうということよ。だったら自分以外に仕切り屋がいたら嫌じゃない。もしくは自分が外しそうになったときに助けてくれる人なんている必要がないじゃない😎。

 

というようなことを思ったら、有吉さんが「何年前のドラフト?」「ドラフト1位コーチか」と言い放った😄。

 

これは流石だと思った。表現が的確だ。他の3人よりも頭ひとつ、いや頭ひゃく突き抜けているわ、有吉さんは。

まぁ、ドラフト最下位に蛍ちゃんを入れるという定番の落ちをつけるところも彼は忘れていない。

 

でもなぁ🤔。

あえて言わせてもらうと、10年前に有吉さんが持ち込んだ企画なのよね、この「芸人ドラフト会議」は🤔。その頃の面白さはないなぁ😌。

 

なぜ、あの頃、この芸人ドラフト会議は面白かったのか。それは有吉さん自体が一発屋から二発屋(2度目のブレイク)を果たした初期だったからよ☝️😄。

 

まだ、芸人の中では若手で、その若手が自分と同じかそれよりも上の芸人をセレクトするという、下剋上の面白さがあった。あだ名芸しかり、やさぐれ芸しかり。その延長上に「芸人ドラフト会議」があったのよ。だから面白かったし、笑えた😄。

 

そのときの笑いは、下っ端が上から目線で他の芸人を品評する面白さがあった。

 

有吉さんは自分をアップグレードさせている。他の3人はゴールデンの番組でもレギュラーを取れる芸人を選んでいる中で、彼はゴールデンでMCもレギュラーも取るのが厳しい芸人を選んでいる。

 

その心は、深夜番組ぐらい、ゴールデンの予定調和の笑いを崩せよということかしら🤔。

 

あとは、ゴールデンの予定調和の笑いより、少しも情緒が不安定な芸人(これは番組内の彼の言葉よ😌)を出して、予定不調和の笑いを追究はしたいのかしら🙄。

 

私は他の3人の人選を見て、「つまらないなぁ」と思った。最後はみんなほどよくまとめたが、やはりドラフト上位で指名する芸人で、選んだ者のセンスが出てくるなぁと感じたよ😎。

 

有吉さんは、コントも漫才も落語もやらない。賞で高い評価を貰ったわけでもない。努力とセンスと不屈の精神でのしあがったのだろう。そして、頂点から落ちて這い上がったからこそ、才能がある若手の芸人にチャンスを与えてやりたいと思っているのかもしれない。

 

鼻につく場面も多々あるが、厳しい世界を生き残る術と生き残った者の使命は学ぶべき点があるなぁ🤔

 

と思ったが、素人はお笑いはお笑いとして楽しんだ方が気持ちが良いだろうなぁ😅。

 

素人が玄人目線でこんなことを書くと、有吉さんは言うだろう。

 

「芸能人じゃないのに何をほざいているのか」

 

と😁。

 

良いのよ、良いの😜。

 

ネット裏でビールを飲みながら、野球観戦して、監督にヤジを飛ばすようなものだから😎。