チューの成長を感じるとき
チューの成長を感じるとき①
先日、合唱祭があった。小学生最後の合唱際なので、見に行きたかったが、朝から会社で「塾の講師の学力テスト」と「正社員の会議」で行けなかった😣。まぁ、これはこれで仕方がないのだが。だから、家でチューに「どんな歌を歌ったのか」と聞いた。するとチョーは「次の空へ」と答えた。
👨「いや~、パパはチューの唄うところがた見たかったなぁ。歌ってくれるかなぁ😊。」
👦「…😅。」
ずっとはにかんだ笑顔。でも、なかなか歌わない。
そこでバーちゃんが
👵「出だしがなかなか思い出せないんだよね。」
👦「…😌」
👨「ハハハ、よく分かったよ。節をつけなくても良いから、最初のフレーズだけ教えて。」
👦「…😅。」
👵「そうね。みんなで歌うものだものね。」
そこで、私は意地悪く
👨「ふ~ん、じゃぁパパも今日はどこにも行きたくないから、家にいるよ😁。」
👦「…😓。10年前の僕は、僕の夢を知らない。」
👨「良い歌詞だね。ありがとう。チューは、歌うのが恥ずかしかったんだよな。」
👦「はい。」
👨「ありがとうなぁ。もう小6で、来年中1だものなぁ。」
私が、まだまだチューが小さいと思い込んでいるのだろう🤔。親のいうことをきかないことも大切よ。自我か目覚めているんだなぁと少し嬉しくなった生活の中の一コマであった。
チューの成長を感じるとき②
月曜日は私が休みの日だ。登下校は車で彼を送迎をする。帰りは妻と一緒に学校に行き、家にランドセルを置いて、そのまま駅へと向かう。電車に乗って30分先の、私が勤める塾に彼を連れて行き、勉強させるのだ。
職員室には、私が休みの日に教室の留守番をするパートさんしかいない。別室で、彼が学習するオンライン英会話の準備を私がする。チューがその部屋にやって来た。パソコンにパスワードを入力しなくてはならない。このパスワードは速読速脳のパスワードと同じ会員番号である。チューは番号を覚えている。
👨「チューよ。あなたのパスワードは❓」
👦「…😑。」
👨「パスワードを入力した後、マイクチェックがあるんだ。教えて。」
👦「個人情報です。」
管理簿を調べれば、聞かなくても分かるのだが、管理簿を見に行くのが面倒臭くて、チューに聞いた😅。
👨「おぉ、小難しい言葉を知っているんだなぁ😅。まぁ、周りに人はいないんだし、パパなんだから、教室の管理者で調べれば分かるんだから教えなさい😌」
チューは少し不満顔。誰がそんな小難しい言葉を教えたのか聞くと「ママ」とのこと。
難しい言葉を覚えたら、すぐに使うのは良いことだ。でも、パパが中1のときに失敗したようなことはしなさんなよ😅。
掃除をサボっている女子に「掃除をサボる正当な理由を言え」と言ったら、その中に女子のボスがいて、2年間いじめられたなぁ😌。部活に打ち込んでいて意に介さなかったけれど。でも、言い方は注意しないとね。
チューの成長を感じるとき③
ひげよ髭😁
1階からパパが髭を剃る音が聞こえてくると、チューは2階から笑いながら降りてくる。髭剃りの音が好きなのよね。それで、パパの真似をして髭剃り機を使って髭を剃っていたから、髭が濃くなってしまったのかもしれないなぁ😁。
チューの課題を感じるとき
最後に彼の課題。
成長していると日々感じているよ。あなたには。今日は「ごみを一緒に持っていこうぜ」と言えば、「はい」と言う。素直で嬉しいんだけど、その優しさに一抹の不安を感じる😔。
それは言葉、つまり国語力よ。それと自己主張。
チューがお風呂に入っているので、私はチューのベッドに寝そべってテレビを見ていた。お風呂から出てきたチューは、私の隣にニコニコしながら寝そべった。
👨「パパが先にここで寝ていたんだぞ。」
👦「…😓。」
👨「パパに何か言うことがあるだろう。」
👦「ありがとうございます。」
👨「そうではないなぁ。それじゃ、パパが先に寝ていたんだから、チューよ、ベッドに入ってこないでくれるかなぁ。」
👦「…😌。」
👨「チューは、このベッドで寝たいのだろう。」
👦「はい。」
👨「それならパパに何か言うことがあるだろう。」
ベッドの下からママが答えを言おうとした。
👨「それをあなたが言ったらダメだ。チューよ。ママの声が聞こえたか。」
👦「聞こえませんでした。」
👨「このベッドは誰のものだ。」
👦「僕のです。」
👨「であればパパに言うことがあるだろう。」
👦「これは、僕のベッドです。」
👨「だから。」
👦「どいてください。」
👨「分かりました(笑)。」
なぜ国語力を養うのか。それは、自分の意見を相手に伝えるためであり、相手の意見を理解するためである。国語力は塾で育むものではない。家庭で育むものである。このケースでは「一緒に寝ても良いですか。」も正解であろう。でも、自分のものを勝手に人が使っていたら、キチンと自己主張してもらいたかった。
「何事も他人任せにしちゃダメだよ。」と一塾講師が世の保護者に言いたい。国語力を育む土台は、家庭でのしつけでもあるのよ。
塾でこんなことをやると、子どもが嫌がり、親も嫌がることがある。塾に来なくなる子どももいる。塾に行きたがらなくなれば、塾の指導力を問われる。やめれば会社内の評価も下がる。どんな理不尽な状況だって、塾生がやめれば、まずは私が責められる。会社からよりも家庭から言われることの方が辛い。喉元まで
「家庭で甘やかしているから、注意される耐性がないんだろ。」
と出かかることもあるのよ。
こういうケースでの保護者のお得意のフレーズは
「確かにうちの子も…。」
なのよね😅。