つれづれなるままに

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ホームレスや浮浪者は避難所に入ってはいけないの❓🤔~小木氏の発言を検証する~

有名人のコメントシリーズ。これまでのブログはこちら👋😅


被災者がいて「まずまずで収まった」とは❓🤔 - つれづれなるままに

 

東京都台東区の避難所がホームレスを受け入れ拒否に関して、お笑いタレントの小木博明氏の発言が話題になっている。私は、今回、この話題に関して、ブログに書くのはやめようかと考えていた。それは小木氏の立場に立っても、ホームレスの立場に立っても、批判される可能性が高いから😣。炎上は嫌なのよね😫。

でも、やはりこの発言と発言に対する反応は、現代の日本を映し出している考え、書きたいという衝動を抑えられなかった😱。私の考えが正しいわけではない、こんな考えもあるんだなという感覚で読んでいただけたら嬉しいわ🙇。

 

(1)小木氏の発言

「ぶっちゃけ、住民の方々の中にお子さんを抱えている方々とかだと、『そういう方と一緒にされるのはちょっと...。』という声があることも事実なんですよ。」「来ている方たちは嫌ですよ、それは。ホームレスの人が来てもらっちゃったら。怖いじゃない、だって、何されるか分からないし」と発言した。

 

さらに、避難所で一般の人たちが一緒になった場合について、「プライベートもないし、自分のグレード下げるわけじゃないですか。今までのレベルからね。でも、ホームレスの方は、逆にアップグレードするわけじゃないですか、そこから」

 

「それなんか、『ずるくない?』ってなっちゃわない?今まで屋根のないところに住んでいたのが、急に災害となったら屋根がある...」

避難所ホームレス拒否問題を巡る小木博明の発言に賛否「迫害助長」とも #ldnews https://news.livedoor.com/article/detail/17242934/

まず、彼の発言を出来る限りの客観的に分析する☝️😊。

 

①ぶっちゃけ、住民の方々の中にお子さんを抱えている方々とかだと、『そういう方と一緒にされるのはちょっと...』という声があることも事実なんですよ。

話し始めに「ぶっちゃけ」という言葉を使っている。ぶっちゃけとは、「秘密を隠すことなくさらけ出す」という意味で「打ち明ける」が変化して訛った形と言われる。言い換えると「包み隠さずに言うと」と言うことだ。

ここに彼の心理が伺える。「包み隠さずに言うと」となぜ前置きしなくてはならないのか。だって、そんなことを言わなくても良いんだもの。それをあえて言わなくてはならない事情が彼の中にあると考えられる🤔。では、包み隠さずに言った内容も見てみよう。

 

②住民の方々の中にお子さんを抱えている方々とかだと、『そういう方と一緒にされるのはちょっと...』という声があることも事実なんですよ」

 さて、「ホームレスと一緒にされるとちょっと…(嫌だ)と言う声があること」が、包み隠さずに彼が言った内容だ。とすると、これは一般では包み隠している発言であることになる。つまり、言ってはならないことだ。少なくとも、彼はそう認識している。認識していてあえてコメントした意図は何かと考える🤔。

ここで、私が彼を小狡いと思うのは、「住民の方々にお子さんを抱えた方だと」と、ホームレスを嫌がっている人を限定したことと、そういう発言があることを、何の根拠も示さずに「事実だ」と言ったこと。確かに事実なのかもしれない。でも、それはどこの誰が言っていたのかは分からない。それに、この発言者を「住民のお子さんを抱えた方」と限定することによって、自分の発言に根拠もなく信憑性を増させる効果を狙っているとも解釈できる。だって

 

「住民の方の中に『ホームレスと一緒にされるのは嫌だ』と言う方もいる」

 

と言うのと

 

「住民の方の中でお子さんを抱えた方だと『ホームレスと一緒にされるのは嫌だ』と言う方もいる」

 

では、後者の方が何か真実味がわくはずよ😅。

 

私はこういう発言をする小木氏に聞きたい。「あなた、そんなに顔が広いのに、子どもを持たない方の『ホームレスと一緒にされたくない』という声は全く聞いていないのか。また、少なくとも、その発言をした親の子どもは『ホームレスと一緒は嫌だ』と言っているんじゃないのかい。であれば『住民の方の中に』と言えばすむんじゃないの。」

ってね😎。

まぁ、ここは少なくとも彼の中では事実なのだろう。

 

③来ている方たちは嫌ですよ、それは。ホームレスの人が来てもらっちゃったら。怖いじゃない、だって、何されるか分からないし。

畳み掛けて、この発言。②と③に共通する彼の嫌らしさを私は感じる🤔。

 

それは②「住民の方々の中にお子さんを抱えている方」と、③「来ている方たちは嫌ですよ」の2つのフレーズからよく分かる。

 

私は記事しか読んでいないので、言ったのかもしれないが、「私がホームレスが嫌なんです。」と明言しないのよ。発言の文脈から十分分かるんだけど、ハッキリと自分の立場を言わない。今回の発言に関しては、彼はそんなことをしないだろうが、この手の発言は、後で「これは、私の意見ではなく、私が聞いたことです。」の言い訳ができるのよ。

 

④怖いじゃない、だって、何されるか分からないし。

 

「来ている方たちは嫌ですよ」のあとに続くこのフレーズ。「(避難所に)来ている方たちは」ではなく、「私は」なのよ。これも小狡い。「私は嫌ですよ。怖いじゃない。だって何をされるか分からないし。きっと避難所に来ている方たちもそう思いますよ」なら、彼の言っていることは理解できる。

 

⑤「プライベートもないし、自分のグレード下げるわけじゃないですか。今までのレベルからね。でも、ホームレスの方は、逆にアップグレードするわけじゃないですか、そこから」

「それなんか、『ずるくない?』ってなっちゃわない?今まで屋根のないところに住んでいたのが、急に災害となったら屋根がある...」

この部分が、私はもっとも問題である発言だと考える。その点については次の章でお話しする。

彼の発言の小狡さは、代弁者気取りであると言うこと。私の偏見であるが😅、「ぶっちゃけ」と言う言葉を使う人は幼稚な人が多いと思う。だって「包み隠さず言うと」とか、「本音で話すと」と言えば良いんだもの。校長先生が朝礼で「これから諸君にぶっちゃけた話をする。」と言ったら大笑いだよね。首相の施政方針演説で、「ぶっちゃけ日本経済は…」と言ったら、コケるよ🤣。その後、「ぶっちゃけとは、包み隠さず言うとと言う意味である」ことを閣議決定するのだろうが🙃☺️🙃☺️。

小木氏がこう発言したら、私は、彼の意見は意見として耳を傾けよう。

「包み隠さずに言うと、私は避難所でホームレスと一緒にされたくない。だって怖いし、何をされるか分からない。実際、住民からもそう言う声が挙がっているそうだ。」

これは彼の気持ちとそう言う声があることを言っただけだ。しかし、現代社会では許されない偏見もあり、公共の電波で言っても良いかどうかは議論の余地はある。偏見を増長する発言は否定するが、こういう考えを持つ者がいることは私は否定できない。

 

(2)日本の問題点

ホームレスが避難所を使うのは、生活のグレードアップでズルいと非難されることなのか❓🤔

 

思考を飛躍させたい☝️☺️。

犯罪者は、刑務所に入れられる。そこでは自由は奪われるが、衣食住がつき、働けば僅かだがお給料が出る。犯罪者の中には、娑婆の生活よりも刑務所の生活の方が、小木氏の言葉を借りればグレードが上がる人もいるだろう🤔。

刑務所にいる者は犯罪者だ。犯罪者を拘留し更正に税金をかけることに対しても彼は「ズルい」と言うのだろうか❓🤔

 

ホームレスとなった浮浪者は犯罪者ではない。しかし、国民の三大義務違反をしている可能性は高い。納税の義務を守らなければ、脱税となり、犯罪となる。それなら、勤労の義務を果たさないのは、「脱労」にはならないのだろうか❓🙄。納税をしたくてもできない人は納税を免除されるように、働きたくても働けない人は労働を免除されても良いだろう。しかし、働ける者は、施設にいれて衣食住の面倒を見て働かせるのは不味いのであろうか❓🤔。だって犯罪者でさえ、衣食住が満たされているところで安いが賃金をもらって就労訓練をする。なぜ浮浪者にそれをしないのだろうか。労働は権利でもあるからだろうか🤔。

 

ホームレスや浮浪者の存在は、政治の責任である。

 

なぜか❓。

それは、生存権(健康で文化的な最低限度の生活を送る権利)の面でも、治安の面でも衛生の面でも、ホームレスや浮浪者の問題は政治が解決するべきものだと私は考える。でも、生存権に関しては、浮浪者はその権利を棄てたと捉えるのだろうか❓🙄。いや、捨てざるを得ない状況に追い込まれたと言った方が良いのかもしれない。

 

えっ❗️❓

自己責任❗️😱

じゃぁ、自己責任としよう☝️😔。でも、それで浮浪者を排除しても、排除しきれないよ。日本の治安面も衛生面も悪くなるよ。そういう人が増えたら、今の体制が崩れる可能性があるよ。巡りめぐって、小木さんのような人たちの既得権が脅かされるようになるのよ。だから、既得権者側も、ホームレスや浮浪者に自己責任だけを押し付けるのは良くないのよ。支援が必要なのよ😓。

 

それに、明日は我が身よ。震災でローンを抱えた家が倒壊することだってある。リストラされて家を手放し、財産がなくなることだってある。病気や怪我で、お金もなくてホームレスになることだってある。障害を持って生また人もいるわ。国や地方公共団体は、そう言う人たちに援助の手を差し伸べるのは当然だと私は考える。自分ではどうしようもできなくてホームレスや浮浪者になることもあるのよ。そのセーフティーネットは必要よ。そのための国だもの。他国から攻められるのを防ぐため防衛費があるのと同額のセーフティーネット費があって良いと思う。何兆円も出して戦闘機を買うお金はあるのに、ホームレス・浮浪者対策はそこまでお金をかけない。

 

犯罪者の刑務所での衣食住には税金をかているんだから、浮浪者にももっと税金をかけないと。でも、かける以上は、働ける者は強制的に働かせる。その方が、結果として彼らのためになると私は考える。それに、働けるのに働かないのは三大義務違反なのよ。そして、働けば税金を納めてもらう。

 

治安や衛生対策としても、そして彼らが人間らしい生活をするためにも、浮浪者救済対策としても、納税者を増やすためにも、浮浪者対策に税金をもっとかけなくてはいけないのかもしれない。

 

そして、偏見問題。小木氏は「浮浪者は何をするか分からないから怖い」と言った。確かに人は自分とは異質な存在を怖がる。でも、浮浪者が起こす事件の割合と浮浪者ではない者が起こす事件の割合を比べた上での発言であろうか🤔。

 

先日、駅構内で喧嘩をしているのを見た。また、駅員への暴力はネクタイを締めたサラリーマンだ。職員から聞いた話だが、ご自身の旦那さんが電車の中で取っ組み合って喧嘩している乗客を見て「暴力はいけませんよ」と仲裁しようとしたそうだ。毎日ニュースを賑わす煽り運転覚醒剤に手を染める芸能人。

 

挙げていったらキリがないが、こういう事件は、浮浪者が起こしたのであろうか。いや、浮浪者ではない、小木氏の頭の中では「怖くない」とされる者たちであろう。浮浪者が怖いのなら、いわゆる一市民として生活している者、全て、私も含めて全てが何をするか分からない存在である。それに、暴力団関係者に、小木氏は、「何をされるか分からない存在だから、避難所に入れない」と言えるのか🤔。かれはハッキリとは「浮浪者を避難所に入れない」とは言っていないようだが、そう解釈できる発言である。暴力団は、「犯罪者の集団」と指定された集団である。私からすれば、浮浪者やホームレスが「何をするか分からない」存在だとしたら、暴力団の方が断然何をするか分からない存在である。しかし、私は暴力団も何かあれば避難所に入るのは当然であると考える。それと同じように浮浪者やホームレスも避難所に入るのは当然だと考える。しかし、浮浪者などを避難所に入らせない人たちは、暴力団も避難所に入ってはいけないという立場でなくてはならない。でも、そう公言する人はいないであろう。ということは、浮浪者などが避難所に入るのを拒否する者は、ただの弱い者いじめでしかない。

 

そう☝️😣。

小木氏の発言は、今の日本のいじめ社会も語れるのよ😱。

 

(3)誰にでも偏見はある

アイドルが被災したとする。誰でも顔を見れば分かるアイドルだ。どこも留まるところがない。そのアイドルが困った表情で「暫く泊めてくれませんか」と自分の家に訪れたら、泊めてやる人も多いのではないかなあ?🙄。私は他人に対して警戒心が強いので、何か身元を確認しなければ、泊めないが。事務所に電話をするよ。まあ、そんなことはあり得ないが。思考実験擬きね😎。

浮浪者が被災した。その浮浪者が困った表情で「家に泊めさせてくれないか」と言ったら、100%拒否するんじゃないかなぁ🤔。100%は言い過ぎだけど、泊めてやるのは稀だろう。

アイドルは泊めて、浮浪者は泊めない。身元が確かじゃないから怖い。

異質なもの、不衛生なもの、不確かなものには警戒し、排除しようとするのは自然な感情であり、行動だと思うのよ😔。でも、それを踏みとどまらせるのが理性なの。

 

さっきのケース。私なら、アイドルも浮浪者も、そんなお願いをされたら、警察を呼ぶ。警察に対応をお願いする。

 

そう☝️😔

困ったときには、公共サービスを使うのも解決法の1つよ。

ここで言いたいことは、誰にでも、私にも偏見はあるということ。それを理性で食い止めるのが、人間だと思うの。

小木氏の発言は動物としての感情に素直であり、人間としては理性が欠けているのだろう😔。

 

(4)避難所ではどうすれば良いのか。

避難所にホームレスや浮浪者を入れるのは前提である。そして、それを嫌がる人も多いことも事実である。臭いがきつく、不衛生な人がいたら、それは周りは嫌がるだろう。心情的には、私だって快く思わない。とすると、とるべき方法は3つある。

①私達が我慢する。

②私達が別の場所に移動する。

③場所を分ける

現実的には①なのだろう🤔。

しかし、批判を覚悟で言えば③となるのだろうか🙄。場所をどうするかとか、浮浪者の基準という問題はある。

 

これも差別❓🤔 。

確かに、その危険をはらんでいる😓。

 

ここで思考を飛躍させる。

女性専用車両。一般的には女性保護が目的と考えるのだが、視点を変えれば、これは痴漢という個人の犯罪を、男性全体に一般化させたものだとも言える。男性に対する侮辱とも解釈できる。一方で女性隔離とも言える。私は冤罪がこわいので、女性専用車両を設置することに賛成である。男性専用車両も作るべきだという考えでもある。この女性専用車両に関しては、男性差別にならないんだよね。

 

避難所では異臭があり不衛生な人とそうでない人の場所を分けるのは差別だが、列車で男性と女性の車両を分けるのは差別ではないというのが、私にはどうも理解できない。飛躍し過ぎかなぁ~😓。

 

避難所にホームレスや浮浪者を避難させるのは賛成。しかし、異臭がしたり不衛生な人は、それは浮浪者に限らず、場所を分けてほしいなぁというのが、私の考えである🤔。しかし、その不衛生の基準を設けるのは難しいんだろうな。

 

ホームレスや浮浪者の自立を促す支援は、強制的に受けさせる。自立の支援が困難な人は、救済する。そこに税金をかけるのは、彼らのためでもあり、私たちのためでもある。この考えも差別だと言われそうで怖いが、小木氏の発言よりは理性的であろうか🤔。

結論は出ないし、分からない😱。

 

(5)蛇足

小木氏を擁護しよう。小木氏の擁護を「蛇足」としたのが味噌なのだが😁

コメンテーターは大変よ。周りと同じようなことを言っていたら干されてしまうのだから。常に斬新な角度からの視点が求めらる。私にはそんな仕事はできないよ。放送倫理ギリギリの線で、発言しようとしたのかもしれないなぁ🤔。あと、小狡い彼のことだから、問題発言であっても賛同者が多いと踏んで、代弁者を気取ったのだと私は考えた。それで彼の年収は私の年収の2~30倍はあるんだから、私がこんなところで噛みつくのは、負け犬の遠吠えだね。

ワォ~ン🐺