(1)運動会
今日は、チューの小学校生活最後の運動会。彼は徒競走、学級対抗リレー、応援合戦、大玉転がし、組体操に出場した😊。
前日、パパは、カメラのメモリー不足を解消するため、この6年間で2500枚の写真と動画を整理していた。
いや~、キミは成長したよ😄。
だって、低学年の頃は付き添いの先生がいなくては運動会に参加できなかったんだから。集団行動ができず、目立っていた。みんなの中でダンスが出来たことを思いだし、当時の嬉しさがよみがえってきた。徒競走では、走って競う意味が分からず、あさっての方向に走ろうとしたり😱、一番最後を笑いながら走ってみたり😅。
3年生くらいから徐々にそのようなことがなくなり、沢山の児童の中に埋もれるようなってきた😆。
個性尊重のこの時代、課題のある子を抱える私たちは没個性を目指していた。目立たず、集団行動ができることを目指していた。
そして、集団行動が出来るようなった。今日は徒競走で3位になった✌️。精悍な顔つきなった😆。組体操では、体が大きいため、小さい生徒を支える役目であった。そして、集団行動をしながら、その中で目立つようになってきた😄。
私は思う🤔。
個性って、集団行動ができた上での事なのだろうかと。
確かに、集団行動ができないが、天才的な才能を開花する偉人はいる。確かに、集団行動ができず、人の手を借りなければならない人もいる。チューもそうだった。でも、没個性を強いられている中でも、個性は育まれるものでもあるんだなぁと感じてしまったのよ🙄。私はね😔。
みんなと同じ制服をきちんと着てても、その制服から個性が溢れこぼれる生徒もいる。個性とは、金髪に染めたり、学ランを着崩したりすることでもないような気がするの。自分の個性を出そうとして、個性的なお化粧したり、髪型にしたり、服を着たりしたら、没個性になっている世の中よ。
チューが小学校を卒業するのを寂しく感じるが、小学校入学時に戻らせたいとは感じない。なぜなら、チューがどうなるか不安な中で育てるのをもう一度繰り返したいかというとなぁ😌。それに、もう一度繰り返して、今の彼のようになるとは思えないし😅。
(2)12年間を振り返って
生まれて、彼が1歳の時に彼の課題を私が見つけ、妻を説得した。専門機関にかかり、診断を受けた。その後の私たち夫婦の取り組みを書き残しておく。
①漢方薬名医をかかりつけ医に
飯田先生は、チューが掛かり付けた2才のときには、すでに80代半ばで、チューが小学3年生のときにお亡くなりになった。
彼が処方した漢方薬を飲んで、1ヶ月で効果があったのよ😆。今は地元の漢方医に、これまでの薬を処方していただいている。
②針治療
1年くらい続けた。結構なお値段だったが、効果はあったと思う。最初、針をつけるときにチューが大泣きし、大変だった😱。そういう異物(針)を刺したり、針から電流を入れたりするのになれるというのも良い効果を生んだと思うのよ。
③四谷学院の通信療育教材
「何で私が東大に」で有名な塾が出している、療育教材。わざわざ四谷学院の本校に行って、購入を決めた。初級と中級で40万ぐらいした教材だった。効果云々よりも、手紙を書いて、専門の先生からアドバイスをもらえるのがとても良かった😄。このあと、発達の塾にも通わせるのだが、妻へのアドバイスは、夫である私よりも、専門家の方が良いのよ。これは妻が悪いわけではなく、一般的なことだと私は考える🤔。私の考えって、専門家の指導と同じだったり、ときには私の方が専門家よりも的を射ていたりするのよ✌️😁。でもね、どんなに旦那が良いアドバイスをしても、世の妻はそれをなかなか聞かないものなのよ😎。
だって考えてみなさいよ👋😁。
家で旦那のダラケタ様子を妻は見ているのよ。それで偉そうなことを言われてもね~😅。だから、四谷学院や発達の塾の先生など、第三者が必要なの。
でも私の言うことを聞いてくれた方だと思うわ、私の妻は。私の妻でなければ、今のチューの成長はなかったと心から思う。
④発達に課題のある子用の教室に通塾
2才から通わせている。先生は、その道では知られた方で、本も出し、大学で講義もしている。
最初、私がこの塾にチューを連れてきたとき、あまりにもチューの特性やその指導を的確に知っているので、同業者が偵察に来たと先生は身構えたんだって😄。
もう10年通わせている。お月謝は、月2回、1回2時間の授業で2万円よ。これを高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれよ。
多くの保護者は塾に数値的な結果を求める。その理由は「お金を投資している」から。
でも、私はこの考えではない。能力は人それぞれで、どんなに指導しても数値がよくならないことも多いのよ。だから、数値ではなく、どれだけ熱心に指導して、どれだけ感覚的な成長の実感ができるか。そう。数値ではなく、私の中の感覚を大切にしている😊。今、チューは、私が責任者をしている教室で、速読とオンライン英会話をしているわ😄。
⑤発達支援のデイ・ケア
チューが2才になる頃から、雨後の竹の子のように周辺に出来た。ピンキリはあると思う。というよりか、何を目的として通わせるか、保護者が明確にすると、デイ・ケア選びがしやすくなり、効果も上がると思う。
⑥特別支援学級
チューが小学校に入学するときは、市内に数校しかなかったものが、今は全小学校に設置された。そこで指導していただいた先生が、すべて良かったことも、チューの成長に良い影響を与えた。ホント感謝しているわ😄
⑦スペシャルオリンピックス
乗馬、水泳、スケート、卓球、書道をさせている。ホント、色々な経験を積ませていただいている。
チューの成長によい影響を与えたと考えられる①~⑦までで、共通したものが3つある。
⑧社会の理解
チューのような子に、社会が理解してくれるようになった。そして、手をさしのべてくれるようなった。これは、理解をしていただいている社会の方々と、そんな社会にしていった先人たちの涙と汗に感謝してもしきれない。「ありがとうございます。」では言い表せない感謝の気持ちである。
⑨妻
あとは、何と言っても妻だろう。チュー本人が努力したのだろうが、妻の努力なくして、チューの努力はないのだから。漢方も四谷学院もデイ・ケアもスペシャルオリンピックスも妻が見つけてきたのよ😊
運動会の前日の土曜日。スペシャルオリンピックスで、午前はフィギュアスケート、午後は水泳教室に行った。チューも凄い⤴️⤴️。妻も凄い⤴️⤴️。だってフィギュアスケートでは、とても寒いスケート場に二時間近くいるのよ。そして、午後の水泳教室は、保護者も泳ぐのよ。今までにブログに書き込んでいるから、読者さんはご存知だと思うわ。そして、日曜日は朝からチューと私とバーちゃんのお弁当を作って、運動会の場所取り等々。
ちなみに、うちの場所は後ろなのよ~。

チューへの愛がなければできないことだよ。
今日はチューは4人中、3位だった。そのご褒美にかこつけて運動会後、温泉へ行ったが、本当は妻へのご褒美でもあるのよ😄。
⑩長期的な視点
やり始めたら、やり始めたことを信じてトコトンやり続ける。塾通いで、転塾を繰り返す子は、成績が延びず、自己肯定感が育まれないのよ。理由は分かるかなあ😄
それは、まず、親がこどもの適性を見抜こうとしないから。ブランド任せだったり、人任せだったりするのよ。親がリテラシーを身に付けないと、子どもが迷惑を被るの。塾が悪いのではない。子どもにあった塾を探せない親自身が悪いと、ここは親が自責の念を持ったなければならない。たしかに、悪い塾がある。しかし、それを親が見抜かないといけない。悪者を「悪い❗️悪い❗️」と騒ぎ立てても、「それで子どもに良い結果が生まれますか」と言うことよ😔。
次に、失敗を繰り返すことになるから。いや失敗は成功の素よ。しかし、多くの場合において、失敗が成功の素となるには、その失敗を自責で考えることが大切なの。転塾を繰り返すことになる原因は、「成績が上がらないのは、塾が悪い。」「他の塾に行けばこの子の成績は上がるはず。」という考えだと思う。そして、最悪なのは、それが子どもに移ること。「僕の成績が上がらないのは塾のせいだ。」「他の塾に行けば、僕の成績は上がるはず」…。
こんな考えを持った子の学力はつくはずがない。ドーピングすれば成績は上がるかもしれないが。私の言うドーピングとは、定期試験の過去問のコピーを渡したり、カンニングをしたり、短期的暗記やパターン特訓をしたりすること。短期的暗記やパターン特訓は、その子に成功体験を持たせて次に繋げるのであれば良いと思うが。キチンと指導しないとそればかりに頼るようになるの。
運動会があったにも関わらず、20時半、チューは「勉強します」と言って、パパが与えた教材を持ってきたよ。
お~い。
そこは「兵器」じゃないぞ~😅。
「平気」だよ😁。
それもご愛嬌。
「大丈夫だ」と言う意味よ。
今日の幸せを明日に繋げていこうね😉✨
これまでの成長日記はこちら👋😄
チューの成長日記(令和元年8月14日<水>) - つれづれなるままに