つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

「ソウゾウリョク」🤔

先日、主婦講師が急病のため、彼女が担当している授業を私が受け持った。その授業は、映像を教材にして教える。教務的なところは映像で教えるから、宿題チェックをしたり質問に答えたりするのが講師の仕事となる。

この授業に来ている、小学生男子。あまりやる気がなく、この女性講師から、よく指導上の相談を受けていた。彼女も少々指導で手を焼いていたのであろう😅。

授業に入り、私が「宿題を出しなさい。」と言ったら、彼は「時間がなかった。」と返事した😣。私の指示の答えになっていない。だから、私はきつめに💢

「だから、何?。会話が成り立っていないことは分かる?。それに時間はあるんだよ。あなたが塾の宿題を優先しなかっただけだろう。だって1週間で1ページ、かかっても30分程度だろう。あなたには30分、1日5分の時間もとれないほど忙しいと言うのか💢」

と理屈で問い詰めてしまった😣。

彼は黙ってしまった。まぁ、来たくて行っている塾ではない。やる気のない子をやる気にさせるのが私たち塾屋の仕事でもある。しかし、塾長の私にもこんな受け答えをするんだから、まぁ、言葉は悪いが舐めているよ😌。

でも、舐められて当然なんだけど😑。私の教室は隣りが本部だ。本部には社長や役員や本部長がいる。彼らの中には私を生徒の前で「君づけ」で呼び指示する方もいらっしゃる。また、教室に来たものは当然として、本部や他部署の来訪者のお出迎えや郵便物の仕分け、電話対応もするような教室の構造なの。学生講師の中には真っ先に動かない者もいるし、私はペーペーの様に動き回っている。教室内では一番下のように映っているのかもしれないわ😅。

 

職員室内での会話

私:(授業中)寝ている生徒がいれば、起こすよね。そのままにしているんだよ。(その講師を指導したが。)保護者は居眠りの監督してもらうために塾に来させているわけではないよね。

 

講師:(微妙な顔をして)どうして良いか、分からないからじゃないですか?

 

私:…。起こせば良いだけだよね

 

講師:「生徒の体を触ってはいけない」と研修で習いますし。

 

私(暫く絶句)

 

講師:(何かを察して)体を触れなくても起こす方法はありますが

 

実は、この講師も、たった4人しかいない授業で、生徒を寝かしたままにすることがあるの。その都度、注意しているのだが、なかなか治らない。だから、彼を言い諭す意味も込めての職員室内での会話であった。

 

なるほど🤔。

腑に落ちた😑。

 

寝ている生徒を起こさない理由のひとつがそこであったかと。

 

ここに、社会的な問題も垣間見られる。

①「クレームに対する極度の怖れ」

②「ことなかれ主義」

③「マニュアル型対応」

 

研修で学んだことを、この3つの視点で受け止めることもあるんだと。

生まれて社会に出るまでに知識を知恵に変える経験を積んでこなかったのかと。

 

知識を知恵に変えるのは、学び以上に「真似び」だと考える。遊びの中で真似て覚える。「ままごと遊び」や「ごっこ遊び」なんて、その最たるもの。体育館の倉庫があるだけで、その倉庫の周りをぐるぐる回る「周り鬼ごっこ」なんていう遊びを、小6のとき、遊び隊長が発案して、1年間ブームだった。私は、そういう遊びを楽しんだ最後の世代なのかもしれない🤔。

小学校を卒業する辺りから、ファミコンが流行りだし、家の中で大人の作った世界の中で遊びに興じる子どもが増えたと考える。ゲームはモチベーション維持・向上の最高のコンテンツ。だって現実的なものは何も得られないのに、依存するくらい興じる。しかし、リアルな世界で創意工夫する「ソウゾウリョク(想像力と創造力)」を育むことはできないのかも。コミュニケーションもその一つ。

 

先程の宿題を忘れた少年の言い訳も、講師が寝ている子どもを起こさない言い訳も、生きていく中で育む「ソウゾウリョク」が欠けているのかもしれないなぁ🤔

 

最後に一言。私の教室は、管理はまあまあ行き届いているでしょう。私は職員に完璧を求めない。欠けていれば、他の者が補えば良いと考えているの😅。それに、その都度、諭し教える。

教育で最も悪いことは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「諦めること」よ😄