つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

東国原氏の謝罪の言葉を読み解く文法講座👨‍🏫

(1)東国原氏の謝罪

一語だけで、人の心が読み取れる。それをここで証明するわね😉

例題はこちらの記事から👋😄

東国原氏「ごごスマ」で謝罪 (スポーツ報知) - auヘッドライン - auサービスTOP https://news.headlines.auone.jp/stories/showbiz/news/12686240?genreid=3&subgenreid=7&articleid=12686240&cpid=10130088&rf=pass_search

東国原氏はこのように謝ったそうだ😄。

声を荒らげたことは大変申し訳なかったと思います。

これは謝罪ではなく、暗に自分を正当化する発言だと、皆さん分かるかな😁

何となく嫌な気持ちにさせる謝りかたよね。では、何で何となく嫌な気になるのか🤔。

 

(2)文法講座

それではここで、中学生の文法講座を開催します👏😄。

文法は「言葉の解剖」。人の解剖は分かるわね。数の解剖は分かるかな?😊。それは「素因数分解」なのよ。これは、今度のブログのネタにしようかしら🤔

さて、さっきの東国原氏の発言を、意味が壊れない程度に分解すると

声を/荒らげた/ことは/大変/申し訳なかったと/思います

この「不自然にならない程度」に分解したものを「文節」と言うのよ👨‍🏫

 

今度は言葉の最小単位、単語に分けてみるわね。辞書で調べるときは単語で調べるわ。

①声 ②を ③荒げ(荒らげる)

④た ⑤こと ⑥は ⑦大変

⑧申し訳なかっ(申し訳ない)

⑨た ⑩と ⑪思い(思う) ⑫ます

 

人間って、分解したら、今度は同じ性質のものでグループを作りたがるもの😌

Aグループ①③⑤⑦⑧⑪

Bグループ②④⑥⑨⑩⑫

Aグループはかならず文節の最初にきて、一つの文節に一つだけある単語。もっとくだけて言うと、その単語だけで意味が通じちゃうね。これを「自立語」って言う👨‍🏫。

Bグループは、単独で文節をつくることができない。いつも自立語のあとに付く単語だよ。一つの文節に付属語がなかったり、二つ以上あったりもする。これを「付属語」と言うんだ👨‍🏫。

 

Aグループは、さらに

C:①⑤⑦と

D:③⑧⑪に分かれ

 

Bグループは、さらに

E:②⑥⑩と

F④⑨⑫に分かれる

 

CとEは言葉が変化しない。DとFは言葉が変化する。この変化を活用と言うんだよ👨‍🏫。

 

自立語(A)で活用がない(C)品詞は、名詞、連体詞、副詞、感動詞、接続詞があり

自立語(A)で活用がある(D)品詞は、動詞 形容詞 形容動詞があり、この三つを特に「用言」と言う😄。

 

付属語(B)で活用がない(E)品詞は、助詞、

付属語(B)で活用がある(F)品詞は、助動詞という。

 

文法講座はこれくらいにしておこうか😅。授業だとそれぞれの品詞について、チョー分かりやすく教えているよ。私の国語文法の授業も好評なのよ😉✨。

 

(3)東国原氏の謝罪の分析

さて、東国原氏の謝罪の言葉について分析してみよう☝️😄

「声を荒らげたことは大変申し訳なかったと思います」は謝罪ではなく、暗に自分を正当化する発言だと言った。なぜか?

「声を荒げたこと」は事実

「大変申し訳なかったと思います」は謝罪の気持ち。

 

あれ❓🤔

 

どこにも自分を暗に正当化する言葉なんてないじゃないかって思うでしょ😁。

抜けた言葉が1つあるよ。わかったかな😄。それは…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は」よ😄

これは助詞の中で「副助詞」と言うのよ。助詞は四種類あるよ。簡単に理解できるわよ😉✨。

 

①終助詞

「行こうよ」の「よ」。「行こうか」の「か」。文の終わりにつく助詞と理解しておけば良いわ。

 

②接続助詞

「雨が降れば、体育祭は中止だ」の「ば」。「雨が降る」と「体育祭は中止だ」をつないでいる。

「雨が降ったけれど、体育祭を決行した」の「けれど」。「雨が降った」と「体育祭を決行した」を接続している。

 

③格助詞

主に名詞の後につく助詞。

「を/に/が/と/より/で/から/の/へ/や」と覚えてしまえ😁

 

④副助詞

①~③以外の全ての助詞のこと。辞書的に説明したら「色々な語に付ついて、様々な意味をそえる働きをする」助詞のことよ😊

 

今回の東国原氏の発言で、謝罪のときに避けた方が良い言葉が、この副助詞の「は」なの😌

 

例えば

「私が総理大臣である間は、消費税は上げません。」という公約を掲げたとしよう。消費税を上げないのは、この人の任期中に限定されているので、任期を終えた後は知ったこっちゃないと言う意味が含まれている。もっと悪質なのは、「消費税は上げません」と「消費税」に限定しているので、他の税は上げないと言っていないし、新たな税を導入しないとは言っていないと言うことになるの。だから、選挙のときは慎重に投票しましょうとだけ言っておくわ😱。

 

この「は」は、「限定の『は』」と言える。だから、東国原氏は「声を荒げたこと『だけ(限定)』は謝るが、発言の内容は謝りませんよ~😜」と言う意味になるのよ😎。だって「声を荒げてしまい申し訳ございません」って言えば良いんだから。

 

比べてみて

「声を荒らげたことは大変申し訳なかったと思います」

「声を荒げてしまい申し訳ございません」

どちらに謝罪の誠意があるか一目瞭然だよね😑

 

それに、今回のケースは、声を荒げていなくても、発言の内容に問題があると私は思うのだが😅。これはあくまでも私の主観。

 

彼は盗作疑惑があったけれど、俳句の名人なのよね。それなら尚更、言葉には意識しているはずだわ。絶対、「発言の内容は謝らないよ~😛」って思っているはず、だと私は解釈したのよ。

あとね、「申し訳なかったと思います」と「申し訳ないと思います」も大きな違いがあるのよ😎。それは過去の助動詞「た」があるかないかの違い。簡単に言うと、前者は申し訳ない気持ちは「過去のもの」なのよね。現在も申し訳ない気持ちがあることを伝えないと、謝罪の気持ちは伝わらない。だから、謝るのなら、後者の言い方が適切で、過去の助動詞「た」を入れると謝罪の誠意は伝わらない。いや、現在も謝罪の気持ちがあることをあえて伝えなかったのかしら🤔。

 

炎上は嫌いだから、あくまでも「私の文法的な解釈」よ。「そう言う意味ではなかったらごめんあそばせ🙇」って、これも絶対「ごめんなさい」って思ってないだろ~、腹黒ゆうでした😄