目は口よりものを言う
嘘って目を見れば分かるってホントよ😁。
過去から記憶を引っ張ってくるとき、今後の事を考えるとき、自分自身に問いかけるとき、それぞれ目の動きが違うのよ。まぁ、その目の動きを具体的に知りたい人は、ググってみてね😉✨。
(1)とあるカウンセリング面談
こんなことがあったの😅。
中学生の三者面談。母子で言い争うことになった。これはよくあること😌。普段の行いを踏まえると、生徒の方が嘘をついているというあたりがついた。そこで、目の動きを見ると、なるほど、左利きの人が過去の出来事を引っ張ってくるときの目の動きをしている😓。
私「あれ?あなたは左利きだったっけ?」
生徒は不意を突かれて驚き
生徒「右利きです。」
私「ふ~ん。」
やはり怪しい。でも、セオリー通りいかないこともある。だから、
私「今日の朝御飯は何を食べたのかな?」
生徒「う~ん。」
今度は、右利きの人が過去の出来事を引っ張ってくるときの目の動きだ😁。彼は嘘をついている。でもね。それは状況証拠。確実ではない。
私「なるほどね。お母さん。彼の言っていることは概ね事実なようですね。」
生徒は少しホッとする。
私「あくまでも、概ねだよ。○○くん、あまりにも正確に言うと不味いから、私やお母さんに『このくらいなら怒られないだろう』という時刻を考えていることはないかい。」
生徒「…。」
私「確実ではないんだけど、さっき変な質問をしただろう。実は目の動きを見ていたんだよ。まぁ、嘘とは言わないよ。今、あなたがいっている時刻はおよそだろう。」
生徒「そうかもしれません。」
私「誰だってそうだよ。こんなところで正直には言わないよ(笑)。まぁ、今後は心から胸を張って言えるようにしよう。」
(2)解説
この流れを一般化しよう☝️😊
①情報収集
→まずカウンセリングの受け手の情報は沢山持っておく。今回のケースなら、普段の授業態度、成績、言動、家での様子(保護者から見た生徒であることは留意する。)
②観察
→言動・表情・目の動き等を注意深く観察する。
③違和感の察知
→カウンセリングの受け手には、言葉や表情の中に、何かしら違和感がある。言葉であれば、私はメタモデル(歪曲・一般化・省略)を意識する。今回の場合は、目の動きだった。
④確認
→話に割って入って、相手には意図が分からない質問をする。「その質問の意図は何ですか?」と聞かれたら、私だったら不適な笑みを浮かべて「何となくね」と言うだろう😎。
⑤承認
→今回のケースであれば、まず逃げ道を作ってやる。「彼の言っていることは概ね事実なようだ」とね。あくまでも「概ね」なのよね。こういう言い回しって大切なのよ。「あなたは嘘をついている」と言われて「はい、そうです。」と素直に認める人はほとんどいない。
だって政治の世界も芸能界もスポーツ界も教育界も、いや、世界中が、「限りなく黒い白」というよく分からない色で染まっているじゃない。「そういう事実があるんですか。それは感情論ですよ」と言われると、「感情論では不味いのですか?それよりも、事実って見方が変われば事実も変わるので、事実を示したところで、あなたには感情論や作為のある事実にしか見えないんでしょうね。(だから、これ以上の議論はしません。)」と考える🤔。だって限りなく黒に近くても、黒でなければ白にしてしまうんだもの。ホント歯痒い😣。
今回のケースでは婉曲表現を用いて、逃げ道をまず作ってやる。
⑤逃げ込んだら逃げ道をふさぐ
→ひどいと言わないで😅。今回のケースであれば、「概ね」であることを認めさせたところ。認めたんだから、逃げられないね😔
⑦診断→根拠
誰も正確に覚えていることはあり得ない。今回のケースでは種を明かしてしまったけれど、これも良し悪しなのよ。まぁ、私は色々な引き出しを持っているから、このくらいは伝えても良いかなぁ😎。それに、この先生は、見かけは白いプーさんだけど、侮れない、腹の中は黒いプーさんかもしれないと思ったかもしれないわ。
⑧救い+未来へ
→「誰だってそうだよ。」これは、ミルトンモデル。これにも省略や一般化がある。
そう☝️😄
私は次のように解釈する。
歪曲・一般化・省略は、歪んだ信念となったらメタモデル、やる気にさせる場合はミルトンモデル。
そして、未来へ。「まぁ、今後は心から胸を張って言えるようにしよう。」
本当はこのフレーズは、カウンセラーが言うより、受け手が言うように持っていかなくてはならない。しかし、次の面談も控えていて、時間がなかった😌。
カウンセリングは原因追及ではないのよね。未来に目を向けさせるのが大切よ😄
(3)余談
目の動きを知るとパートナーの浮気も不倫もすぐ分かるわよ😁。
👩「昨日の夜はどこに行っていたの?💢」
👨「えっと…、会社の同僚と○○に行っていたよ。」
目は過去から引っ張らず、想像(創造)の方角を向いている。
👩「作り話ね。目を見れば分かる。じゃあ、その店に問い合わせる💢。」