つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

秘密の話190317②

今日は
少し甘酸っぱい経験を思い出した。
その原因は書けないけれど
切ない失恋を思い出した。
 
28才の夏。もう、20年弱前のことか~。僕はお盆休みの1週間を利用して、広島~山口への独身一人旅をした。広島に住む大学時代の友人を訪ね、それから山口に入り、下関に行き、関門海峡のトンネルを歩き、九州の門司に行き、また戻り、萩に行き、そして帰宅した。
 
この旅行は、私にとって忘れられない思い出となる。
 
広島の親友は、2年後、過労死をした。
この旅行をきっかけに遠距離恋愛をした女性とは、1年後別れることになった。
 
大学時代に知り合った彼女は後藤久美子似の高嶺の花だった。私は3年生、彼女は他大の1年生。パラグライダー部で知り合った。私はその頃から塾の熱い講師。まだまだ若造なのに、教育に一家言持っていた。そんな私を「尊敬している」と言ってくれたが、付き合うことはなかったの。だって高嶺の花だし、彼氏もいた。
 
そんな彼女に、勇気を出して、この旅行中、携帯電話番号を書いた手紙を出したよ。そしたら電話があり、9月に新宿で会うことになった。彼女は○○で言語療法士をしている才色兼備の女性となっていた。仕事の鬼の私は理由をつけて会社を早退し、彼女に会いに行ったよ。そして、○○と埼玉で遠距離恋愛をすることになったの。
 
当時は珍しいカーナビを購入し、月に2回、高速を飛ばして会いに行った。出会った後は、お手紙を書いた。
 
色々なところをドライブした。○○○、○○○、○○○○○、○○○○○、○○、お正月も会いに行った。全然苦ではなかったよ。
 
でもね。途中から、僕が熱くなるほど、彼女の心は引いていったのかなぁ。レストランで彼女に無言の別れを告げられた。彼女の態度で分かったのよ。別れて、帰宅する途中のサービスエリアで、悪あがきの、未練の電話をかけたがよりは戻らず、それっきり会っていない。
 
その後、今まで以上に仕事に没頭することになる。
 
何でもこんなことを思い出したのか。
舞い上がると、知らず知らずに相手を傷つけてしまう僕がいるのだろう。
こんな歳になっても、全然成長していない僕だなぁ。
 
この話、掘り下げることもできるのだが、掘り下げたくない僕がいる。友を亡くし、憧れていた彼女とは別れるということで、まだ、心が癒えていないのだろう。父の死は何とか乗り越えた。その理由は、「親は子より先に死ぬものだ」という私の中での常識があるからだろう。
 
彼女との写真は全て始末したはずだった。しかし、結婚後、私の実家で妻が彼女の写真を見つけてしまった。写真サイズの小さなアルバムに整理していた写真だった。「こんな綺麗な人と付き合っていたと自分の子に自慢するわ」と言われてしまった。「始末し忘れたものだよ。今はあなただよ。」と言って、捨て去った。でも、思い出は捨て去れないものなんだなぁ。
 
こんなこともあった思い出だから、しばらくしたら、このブログも始末するよ。火種は残さないもの。
しかし、今日は語りたくなったよ。
ごめんね🙇