つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

生徒からの質問で、その教科を教えている先生の授業力が分かる😎~生徒の理解度にも課題はあるが😓~

定期試験前に、中3生から社会の質問を受けた。

 

👦「護憲運動」って何ですか?

 

👧「民主主義」と「資本主義」と「社会主義」の違いは何ですか?

 

👦「世界人権宣言」と「国際人権規約」の違いは何ですか?

 

👧「55年体制」って何ですか?

 

👦「日米安全保障条約」はアメリカが日本を守ってくれるのになぜ反対したんですか。

 

👧「EU」と「EC」の違いは何ですか?

 

全て分かりやすく説明したわよ~😎。

 

今回は、そんな話ではなくて、学校の先生って生徒の疑問に答えていないんじゃないかなぁと思ったの🙄。

 

いや、一応教えているんだろうけれど、子どもから見たら似ている言葉を対比させながら、理解させていないんだろう。

 

「安保」を教えたあとに、「アメリカが日本を守ってくれるのになぜ反対したんですか」なんていう質問が出る授業なんて、害悪でしかないわ😥。

 

だってそこでしょ。60年安保闘争の論点の1つって。

 

日本はアメリカに守ってもらうだけではなくて…、となるとアメリカの戦争に巻き込まれちゃうじゃないってなって…。

 

当時の冷戦という世界情勢も絡めて教えろよなぁって思ったのよ。

 

そういう背景や因果関係を伝えて、自分が当事者だったらどう判断し行動するかを考えるのが社会科の醍醐味だろうに😥。

 

まぁ、中学生だから、ざっくりとした理解でも良いのよ。

 

例えば英語をはじめて習う子どもに「yesは『はい』」「noは『いいえ』」と教えるようにね。

 

民主主義は政治用語。民に主権、つまり政治上の最終的な決定権があるという考え。

 

資本主義と社会主義は経済用語。資本とは富を産み出すもの。それは土地や道具やお金。資本主義とは土地の私有を認める。富を産み出す基となる資本の私有を認めるという考え。

 

社会主義は資本の私有を認めず、国有にする。社会主義は富の基となるものを個人が所有するから貧富の差が生まれると考える。だから、その富の基となるものを取り上げて国が管理する。

 

この程度で良いのよ。だってこの理解がないと、資本主義の国々が、社会主義や共産主義を嫌う理由が分からないじゃない。

 

まぁ、今年はコロナの影響で、教えたくても教えられなかったってことにしておこう。

 

でもね。先生に教えてもらわなくても、教科書があるじゃないかと思うけれど、因果関係がよく分からない記載って多いのよ👋😅。

 

「湾岸戦争と同時多発テロとイラク戦争って同じですか。」という質問もあった。この「同じですか」という質問自体、論理的にもおかしな点があるのだが、それはおいておこう😌。

 

教科書を読むと、時系列に並べてのべているだけなのよね。これでは分からない。だから、「教科書を読めば分かる」と言い切るのは暴論なのよね。だからこそ教師の力が必要なのよ😔。

 

ちなみに先程の質問は、偏差値60以上の生徒からのものよ😅。そこそこ学力があるとされている生徒からの質問なのよ。まぁ、学力がないと、質問もできないのが現実なのだが😱