嬉しさと申し訳なさと~高校受験エピソード~190321②
首都圏の塾が乱立する激戦区で、集団クラスに通っていた中3生の60%が、高1になっても通ってくれることになった。これはとても嬉しいことだ。普通は「高校に進学します。ありがとうございました。」と言って去っていく。これもありがたいことなのよ。
そして、高校では大学専門の予備校に通う。うちは、小学生から高校生まで指導する塾よ。
こういう表彰があることを、読者の皆さんはどう思うかなぁ🤔
こういう表彰を悪く考える方は、原因と結果の考え方が私と逆なのかもしれない。
(A)良い指導をした
(B)高校生になっても継続してもらえた
(C)表彰された
これが、私の考え方。
AはBの原因であり、BはCの原因である。
こういう表彰を快く思わない方は
(D)表彰がある
(E)継続させよう
Dが原因で、Eが結果。生徒がお金や出世の道具に見えているんじゃないの~なんて思われる。私は乙な親父すっから、この歳になっても平ですよ~😎。そんなことないっすから😔
教育理念なんてそっちのけで、利益(儲け)第一主義なのなも関わらず、大盛況の塾(予備校)もあるのよ。どことは口が裂けても言えないが😔。いや、これはスマホを使ったブログだから「指がもげても書けないが」になるかな😅。って、満足度MAXの中3生が6割ということよ😆。合格してさようならではなく、高校に進学しても私の指導を受けたいということなのよ😉。
私が浪人したとき。
東京の小規模の塾に通おうと考えていたの。そしたら父が
「予備校はブランドで選べ。大学受験を専門にしているところを選べ。大手ならデーターも豊富だし、指導実績もある。それが安心感なんだ。」
と言った。
まぁ当時、子どもが多く、いわゆるデパート型の塾自体がなかったが。
高校受験がメインだったのが、大学受験に手を伸ばし、中学受験に手を伸ばし、そして、能力開発に進出する。これを垂直展開というんだ。同学年の商品(授業って商品なのよ。念のため😅)を増やすのが、水平展開。そして、専門店がデパートとなっていく。かの有名な大学受験浪人予備校だって、こどもの数が減り、浪人生の数も減り、やっていけないから、現役生に手を出し、中学生や小学生へと指導の幅を広げていっている。でも、職員の数を減らして、デパート型にするのって、当然限界があるのよ~。
ホント嬉しいなぁ。あれもこれもというワンオペ教室。頑張れば自分の仕事を増やすことになる。それでも、嬉しいということは、私はマゾなのかもしれない😱
集団クラスで、1人、残念な結果の子がいた。そのお父様がワザワザ教室に菓子折りを持ってきて、感謝の言葉。
「無理な挑戦だと分かっていたが、最後まで子どもを励まし指導していただいてありがとうございます。娘は成長しました。最後の頑張りで、過去問の点数よりも飛躍的に本番の点数の方が良かった」
と笑顔でおっしゃった。
私の心の中は、申し訳ない気持ちで溢れた。でも、ここで謝るのは、相手の気持ちも台無しにする。この子も、自己採点会も合格発表日も来てくれた。受験が自信になっあと笑顔で言ってくれた。何の涙か分からない。心の中で涙が溢れた。
「とても心苦しいばかりですが、感謝と嬉しい気持ちでいっぱいです。こちらこそありがとうございます。」