つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

読者さんからのコメントやリクエストは嬉しいわ😆「織田信長は宗教の破壊者(仏敵)か🤔その2」~つれづれなるままに歴史を語る~

さて、前回は長々と「楽市楽座」や「荘園」、そして「既得権」について説明したわ😉✨。前回のお話がこちら👋😄

 

そうそう、前回のお話でコメントをいただいたわ😆

 

さつま芋 (id:satsumaim0)

肯定的に捉えるか否定的に捉えるかは別として、今も昔も本質的に大差ないことは同感です。

 

その上で、どの時代でも賢くやる人も存在し、むしろ私はゴールドラッシュ時の道具屋みたいな事例や思考に興味があります。

 

政商だけでなく、時流に便乗した歴史話などいつか紹介していただければ嬉しいです。

 

さつま芋さんのブログはこちらよ👋😄

 

NHKの語学講座『ニュースで英語術』のディクテーションを日課して、それをブログにアップしている方。

 

ディクテーションは単語を色別にしていて、聞こえた音は黒、誤解は赤字、スペルミスは青で書いている。

 

黒字で書かれた単語を赤字で直しているの、「あるある、そう聞こえる。」とか、「なるほど、ネイティブの発音はそう聞こえるのか」などと思いながら読んでいるのよ😄。そして、最後にニュースに関するさつま芋さんの切れのあるコメントが載っている。

 

さつま芋さんは、私の読者さんの中で、最もコメントをたくさんのしてくれる方なのよ😳。

 

嬉しいわ😆。

 

今回のコメントも、私のブログを普段よく読んでくださっていることがよく分かる😳。

 

だって「政商だけでなく、時流に便乗した歴史話などいつか紹介していただければ嬉しいです。」ってコメントをくださっているんだもの。深読み解釈をすると、普段私が「政商」の歴史話が多いということを暗に示しているような気がするの😅。

 

政治と宗教は「政教分離」の原則で切ることが出来たが、それでも宗教は政治に大きな影響を与えている。ある宗教団体が特定の政党を支持しているという形を取れば、宗教団体が政治に影響力を与えられるんだから。それは「政教分離」の原則に反していない。

 

しかし「政経分離」にはならない。いや、政治は経済活動に大きな影響を与える。

 

政治についての小学生に対する授業がこちら👋☺️

👨‍🏫「このクラスに10人の生徒がいる。この10人で生活をするとする。予算は5000円。これで夕食は何を作ろうか。」


👦「ぼくはカレー。」


👧「私はパスタがいいわ。」


👨「僕はハンバーガー。」


👩「夜にハンバーガーはあり得ないわよ。」


👨‍🏫「と言うように、意見が割れる。そんな中で、多数決で決めようとか、先生に決めてもらおうとかして何とか決めて、夕食にありつこうとするね。これが政治だよ。つまり、意見や利害を調整するため話し合い、決めて、実行するのが政治なんだね。」


政治

=社会の対立や利害を調整し、決定し、実現すること。主権者が領土と人を治めること。

 

政治が社会の利害関係を調整し決定するものということは、政治は経済活動に大きな影響を与える。

 

じゃぁ、経済とは

👨‍🏫「経済は『生産』『分配』『消費』だったね。漢字ばかりだから、難しくなるんだよ」 

 

🙋「『消費』ってよく聞くけど意味が分からないわ」
 

【板書】

経済・・・生産(作る)

                    分配(分ける)

                    消費(使う)
 

👨‍🏫「ほら、『作る』『分ける』『使う』にしたら、少し分かりやすくなったんじゃないかなぁ。『使う』は『食べる』も含まれるよ。」

 

👦「何で、難しい言葉にするの?」


 

 

歴史って「作る」「分ける」「使う」という人間の活動の中で争って収まるの繰り返し、そしてそれをどう治めるかの経歴じゃないかしら🙄。そこに宗教や芸術文化が絡んでくる。

 

ってこれも史観の1つよね😅。

 

経済が現実の土台となり、その上に、法律的、政治的上部構造があるという。マルクスの唯物史観よ😌。古典的で古いなんて言われるけれど、歴史の見方の1つとしてはとても参考になるわ。史観の絶対視はいけないが、史観が悪いからと言って全く受け付けないのもいけないと思う。悪い史観も研究の対象よ😉✨。

 

まぁ、言いたいことは、政治と経済が切っても切れないものならば、政治家と商人も切っても切れない仲なだということなのよ。

 

私は意識していなかったけれど、歴史を語れば商人や癒着や不正の問題も語ることになっちゃうのよね😅。それに、なるだけ、過去と現在をリンクさせようと意識しているから、内容が似ちゃうのかもしれないわね🙄。

 

でも、似たような歌ばかり作るシンガー・ソングライターもいるわよね😁。

 

一晩で百曲作ったと豪語した大物俳優の曲を聞いたら、全て似た曲だったとか。似たような著作物を沢山書いて儲けている作家もいるしね😎。

 

今回は、さつま芋さんにリクエストまでしていただいた。これも嬉しいわ😆。私はブログのアンケートもしたいくらいなんだもの。でも、アンケートは止すわ😅。だってメンタルが弱いから😁。

 

さつま芋さんのコメントに対する私のコメントがこちら👋😄。

 

さつま芋さん、コメント&リクエストありがとうございます😄。

 

分野によって得意不得意ってありますからね🤔。

 

でも、今回の「織田信長は仏敵か」は、さつま芋さんがリクエストされた「時流にのる」という話にも今後なりますよ😎。

 

予告すると

楽市楽座→既得権を守る抵抗勢力→当時の仏教との既得権とは→建前(大義名分)と本音(損得)→劉邦と豊臣秀吉の共通点

 

という構想なのよ👋😄。

 

何となく分かるかしら❓😁。これが時流に乗ることに関係することが😄。

 

では、本題よ😅。

 

「楽市・楽座」や「関所の廃止」が、「織田信長は仏敵」にどうつながるのだろうか😁。

 

公家や寺社は自分の荘園(私有地)内で商売する等の特権を認める代わりに、多額の使用料(座役)を商人に納めさせた。

 

商人達は座を作り、納める使用料以上の利益を商品の値段に課すだろう。

 

座に入らない商人がいたら、叩き出すだろう。その叩き出す用心棒が、寺なら僧兵、神社なら神人よ😱。

 

彼らは、座の権益を守ることにより、公家や寺社の権益も守る。寺社は彼らを金で雇う。

 

また、関所も寺社が勝手に作る。

 

50km程の距離の間に100文以上の関銭(関所を通るときに払う通行料)がかかる例もあるそうだ😨。

 

1文100円にすると、100文は1万円😱。

 

今、送料無料が当たり前となっている。または、安い!

 

ある通販でお米10㎏4980円(税込)で売られている。送料は無料だ。

 

これが座の盛んな室町時代だったら、関銭がかかる。さっきの例だと50㎞で1万円かかるから、4980円の品物が14980円になるだろう。それに人件費やなんやかんやかかったら、2万円はこえるだろう🤔。3万円近くになるかもしれない😨。

 

元の値段の4倍から6倍❗️❓😱

 

だから、中世(鎌倉~室町(戦国時代)辺り)は、物価がべらぼうに高い。なぜべらぼうに高いのか。それは荘園制と座と関所のせいよ。

 

じゃぁ、座のある理由は何かしら🤔。

 

それは当時の堕落した権威、公家と寺社の収入源として座があるとも言えるかもしれない。

 

もう1つ大切なことは、当時は治安が悪かったからよ。

 

関銭を払えば、身の安全を保障してくれるのよ。その関銭を払った地域では保護をしてくれるの。

 

まぁ、支払わなければ、関所の者達は、関銭を支払わないという理由で乱暴するかもしれないわ😱

 

「関銭を支払えば、守ってやるし乱暴もしないぜ」とは、なんかヤクザよね~😨。

 

身も蓋もない言い方をすれば、ヤクザの総元締めが寺社だったとも云えるわね😅。

 

そんなことを言ったら、神社やお寺の関係者に怒られてしまうかしら😌。

 

「テラ銭」って聞いたことある人は手を挙げて🙋‍♂️。ご年配の方や、ギャンブルが好きな方なら知っているんじゃないかしら。

 

「テラ銭」は「寺銭」と書く。ギャンブルが行われる場所を提供する人に払うお金のことよ。

 

これは江戸時代のお話なんだけれどね😄ヤクザが「賭場」を寺で開き、寺に納めた場所代を「寺銭」というのよ。博打は違法だけれど、寺社は町奉行の管轄外だったのよ。だから取り締まれない。

 

そうそう。今の警察官も、管轄外のものを取り締まれないの。具体的な話はよしておくわ😅。

 

中世、僧侶も神主も堕落していた。

 

僧侶はお酒は飲めない。しかし、「酒は百薬の長」とも言われるので「健康ために薬として飲むのなら良い」として、「般若湯」という隠語も使って、飲酒が黙認された。そしてガバガバのむ僧侶もいたそうで😌。

 

また、僧侶は女人戒ってものがある。女性を抱いてはいけないという決まりだ。

 

浄土真宗の親鸞は、男女問わず、全ての人がありのままの姿で救われるという阿弥陀仏の本願を明らかにするために、女人戒や肉食禁止という戒律を改めて肉食妻帯した。これも拡大解釈したのであろうか。

 

戦国時代、比叡山延暦寺は酒池肉林に加え、ハーレムだったとか。まぁ、男性僧侶がたくさんの女性を抱え、贅沢していたとか。

 

羨ましい😆

 

なんて言えないわよね😣。

 

その贅沢三昧の源泉が、関銭や座役、もっと言えば、民を苦しめて得たお金なんだから😨。

 

現在、国民はもっと怒って良いのよ。政治家や官僚が国民の税金を不正に使ったときは。

 

芸人が反社の人の宴会に参加して、ギャラをもらったら芸能生命を絶たれたりテレビの出演機会を与えられなかったりしている。しかし、税金を使った桜の宴で、桜の木の下で反社の人を呼び、その反社の人と写真を撮った人は政治生命も絶たれず政治の中枢にいられる。この違いを小学生でも分かるように説明してほしいわ😒💢。

 

前にも書いたわ。似たことを👋😅

 

そんなことをしていない多数の政治家や官僚からしたら、ホント迷惑よね😣。おっと、危ないことを思い付いたが、書くのはよしておこう😎。

 

さて、堕落した既得権者、ここでは公家や寺社勢力は、織田信長の楽市楽座、関所の廃止という政策に驚いた。でも、織田信長は自分に権威がないので、途中まで朝廷や室町幕府の権威を借りていた。朝廷や幕府を庇護していた。だから朝廷の構成員である公家は信長に対して経済的な不満はない。

 

しかし、寺社勢力は大いに不満だ。だって収入が絶たれるのよ。今までの贅沢な生活ができなくなるのよ。

 

反抗するには、僧兵や神人に戦わせればよい。でも、それでは人数がたりない。信者たちに戦わせれば、兵士の人数が増える。

 

じゃぁ、信者を動かすにはどうすれば良いか。

 

「織田信長は、私たちの収入源を潰そうとしている。私たち僧侶は贅沢な生活ができなくなる。だから信長に反抗せよ。」

 

なんて言って、ついてくる信者はいない😌。

 

「織田信長は仏敵だ。仏の教えを蔑ろにする輩だ。だから討て❗️」

 

と言えば、信者は信長に反抗するだろう😱。

 

信長は信仰の自由は認めていたのよ。「信仰の自由は認めるが、国の法には従え」という政教分離政策は、信長・秀吉・家康の3人で完成させた。それを現代人は享受している。

 

信長からしたら、

「仏の教えを蔑ろにしている仏敵は坊主だろう。その坊主の教えを信じてわしに刃向かう信者どもも同罪じゃ。」

というところだろうか🤔。

 

経済的な利権を奪われて反抗する大義名分として、「仏敵」とか「法難」が使われたというのが、私の見解よ🤔。違うのであればごめんなさいね🙇。まぁ、こんな見解は、ネットで調べればいくらでも出てくるが😅。

 

ほら、楽市楽座、関所の廃止が、寺社の既得権を奪うことになった。そして寺社が信長の抵抗勢力となり、その大義名分として信長を「仏敵」とした。信長は「仏敵」ではなく、当時の寺社の利権を奪う堕落した寺社の敵だったのよ。

 

さて、経済の妨げとなる荘園制や座という仕組みは、楽市楽座や関所の廃止、そしてその担保となる治安の維持のための天下布武という時流に飲み込まれようとしていた。その時流に逆らったのが、室町幕府の十五代将軍足利義昭であり、武田信玄であり、石山本願寺であり、比叡山延暦寺であった。

 

時流に乗るのも時流に逆らうのも、その根底は損得(利権)であり、良心の呵責をなくすものが大義名分であると私は考える🤔。

 

寺社勢力は既得権を取り戻すため、「仏敵」という大義名分を使い、多くの信者を動かして織田信長に抵抗したと私は解釈する。これは時流に逆らった歴史上の例だ。

 

次回は歴史の時流について語ろうと思う🤔。