つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

塾講師の「学び直し昭和戦前史」授業👨‍🏫~中学生向けの授業をアレンジしたわ😉~

並べかえてみよう☝️😄。

ア.2・26事件

イ.5・15事件

ウ.満州事変

エ.中国内戦停止

オ.世界恐慌

カ.満州国建国

キ.大政翼賛会結成

ク.昭和恐慌

ケ.国家総動員法

コ.日本が国際連盟脱退

サ.日中戦争

 

ここで、「ウェ~、読むのをやめた」ってなっちゃうかしら😅。今日のブログは長いわよ~😁。9000字弱あるかもしれないわ😎。

 

出来なかった方は、これを読めば出来るようになるわよ☝️😄。中3生で習うことなんだけど、全県の正答率は1割ぐらい。いや、そんなにないかも😐️。

 

難しいことって大切なことだ。しかし、どんなものでも初学の人に高度な内容を伝えてもピンとこないだろう🤔。

 

小・中学校は教科学習の入口である。理想は資料を使い、事実を把握し、自分の意見を持てるようにすることだが、それを生徒全員に求めるのは酷だろうなぁ🤔。

 

偏差値で言えば、公立中の一クラスには偏差値30台~70台までの生徒が混在する。教える側は、教える内容を噛み砕かなくてはならない。

 

子どもに対する理解度の認識の差って大きいなぁと思ったことが最近あったのよ😅。

 

先日、ズームで昭和の戦前史の授業をした😄。歴史って政治、経済、地政、文化・芸術を横断させるともっと理解が深まるし、生きる糧になるものなんだけれど、そこまで伝える時間もないし、そんなことが出来る知識と技量は私にはないわ👋😅。

 

前にも書いたけれど、戦前昭和史を書くわね😉。

 

私の授業は、年代を書くのは必要最低限。年代語呂合わせ丸暗記の歴史にはしない。

 

昭和初期の経済破綻の原因は1つだけではないし、明治期の産業革命や大正期の第一次世界大戦まで遡れるだろう。

 

しかし、歴史の初学であれば、ざっくりと大筋がつかめれば良いのよね😄。

 

学校で一度習ったことが前提だから、授業がやりやすい。そうか🤔。

 

私の授業が「目から鱗」と生徒が感じたら、それが学校の授業で欠けている点なのかもしれないなぁ。

 

私は塾よりも学校の授業の方が好きだ。資料をもとに、自分だったらそのときにどうするか考えさせる。

 

塾の授業は分かりやすさが求められる。考えさせるよりも分かりやすい説明が大切なのよ。

 

だからティーチングマシンに近くなる。

 

 

今回のブログでは、塾での子ども向けの授業を、少し大人向けにしてみよう。

 

では、押し売り授業開始☝️😎

 

昭和の不景気の直接的な原因は、世界に大きな影響力を持つ大国アメリカ発の①【世界恐慌】だ。

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資本主義の国々に影響を与えた。日本もその影響を受けた。

 

それが②【昭和恐慌】よ。

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都市ではたくさんの企業が倒産し、失業者が溢れた。

 

それに加えて東北地方や北海道では冷害による大凶作が発生した。貧しくて 貧しくて、農村の女性は身売りされた。お金と引き換えに、一定期間お勤めをすることだけれど、女性が売られていく先は想像できるわよね😣。

 

そういった悲惨な状況を農村の男たちは見ている。そして、そういう農村の次男や三男が軍隊に入っていく。上官は彼らの悲しい話を聞いて、社会に憤りを感じていく。

 

こんな社会にしたのは誰なのか。

それは政治が悪いのだ。

政治を担う政党が悪いのだ。

その政党と癒着している財閥が悪いのだ。

 

国民の政党や財閥に対する不満が高まる。そして軍部が何とかしてくれるんじゃないかと期待が高まる。

 

この経済危機の打開策は、日本の領土を広げ、資源を得て、新たな物を売り買いする場(市場)を持つことだと考えた。

 

しかし、第一次世界大戦後、侵略は否定された。

 

じゃぁ、日本のいうことを聞く独立国を作れば良い。

 

形式上は独立国。

実際は傀儡(かいらい)国。

 

傀儡とは、操り人形のことよ。操り人形を「木偶(でく)の坊」という。木偶の坊とは、人の言いなりになっている人のことを言う。だから「傀儡国」とは「他国の言いなりになる国」のことよ。

 

そんな国を作るために③【満州事変】を起こし、④【満州国を建国】した。

 

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世界に目を向けると大国が自国本位な政策ばかりしている。

 

アメリカは国土が広く、資源も人口も多い。だから国を挙げての事業を行い、国が人を雇い賃金を払い、国民の購買力を上げようとした。ニューディール政策だ。

 

自分の国から広まった大恐慌よね😱。経済のウィルスを世界に向けて発生させたと解釈するのは強引かしら🤔。

 

自国の国民の救済が急務であっても、世界の国々がお互いに協力しあって乗り切ろうとしなかったのは問題なんじゃないのかしら🙄。

 

イギリスもフランスも植民地が多い。本国と植民地の経済活動を活発にして、他国の商品を追い出せば良いと考えた。他国の商品には高い関税をかけて、競争力を弱め、本国と植民地の商品を優先させる。ブロック経済だ。

 

この「ニューディール政策」と「ブロック経済」は第二次世界大戦や太平洋戦争の大きな原因だと考えても良いと思うんだけれど。

 

特に、第一次世界大戦後、侵略行為を否定したんだから、侵略して得た植民地は手放すべきだと思う🙄。

 

となるとアメリカも侵略して作った国家となってしまうし、日本も東北や北海道、沖縄はある意味そうよね🤔。当時の台湾や朝鮮もそうか。

 

それなら、当時、植民地を手放すのは難しい問題なのかも😅。

 

しかし、世界に多くの植民地を持つ国が、経済圏を作り、他の国をブロックしたのはもっと追及されても良いわよね🙄。

 

日本もそれにならって大東亜共栄圏という経済圏を作り、イギリスやフランスの経済圏と対抗しようとした。

 

大東亜共栄圏とは、アジアにある欧米列強の植民地を独立させ、大日本帝国・満州国・中華民国を中心とする国家連合である。国家間は相互に協力し、独立尊重することになっている。

 

こう言われると、日本にも理があるんだけれど、日本は後付けなのよね😣。最初から「大東亜共栄圏」を作ると大義名分を掲げ欧米列強と対抗したいたら良いんだけれど、満州の軍閥張作霖を爆殺し、その後、満州事変を自作自演し、傀儡国家満州国を建国した。そのあと大東亜共栄圏の構想となった。これじゃぁ、建前に過ぎず、自国本位な本音がはっきりと見えてしまう😣。

 

中国大陸では国民党率いる蒋介石と争っている。国民党のNo.2汪兆銘を引き抜き、日本のいうことを聞く政府を中国に作らせた。

 

これが中華民国国民政府である。

 

先ほど大東亜共栄圏の説明で「大日本帝国・満州国・中華民国を中心とする連合国家」と書いたが、満州国は日本の傀儡国家、中華民国はここでは汪兆銘政権を指すので日本の傀儡政権である。そして、大東亜共栄圏に参加した国々は全て日本の植民地か日本の影響下にあった。

 

となると「相互協力」「独立尊重」も日本の支配の建前に過ぎない。

 

だから、「大東亜共栄圏」の構想をもって、日本の戦争が美化するのは間違っていると言える🤔。

 

 

世界恐慌による世界的な経済破綻を、アメリカはニューディール政策で、イギリスやフランスはブロック経済で乗り切ろうとした。

 

そんな植民地を持っていないドイツやイタリアは独裁主義で乗り切ろうとした。

 

つまりファシズムだ。

 

国家全体の利益が最優先される全体主義で、大衆の動員を積極的に行った。自由や人権を無視し、反対派を弾圧した。

 

そして日本は軍国主義。

 

ドイツ・イタリア・日本は戦争によって領土を広げようとした。

 

そりゃ~、この考えが支持されるよなぁ😨。

 

持てる国であるイギリスやフランスが過去に作った沢山の植民地という大遺産で自己中にブロック経済をしているなら、俺らだって植民地を持っても良いだろうとなるのは当然だよなぁ。

 

大人向けに話すと、話を広げ過ぎるわね😅。

 

 

日本は④【満州国を建国】した。国内では満州国に反対する人もいた。犬養毅もその1人よ。

 

満州国承認に慎重だったのよ。だから暗殺された。

 

それが⑤【五・一五事件】。17時ごろ、首相官邸に青年将校が乗り込んできた。

 

警察官「総理、お逃げください❗️」

 

犬養  「逃げない、会おう」

 

青年将校の一団が首相官邸内に乱入してきた。その中の1人は即座にピストルを撃ったが不発だった。

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犬養  「撃つのはいつでも撃てるじゃないか。あっちへ行って話を聞こう」

 

と落ち着いた声で言った。日本間に案内し、日本間に着くと、青年将校に煙草を勧めた。

 

犬養  「靴でも脱げや、話を聞こう」

 

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将校A「靴の心配は後でもいいではないか。何のために来たかわかるだろう。何か言い残すことはないか。」 

 

そこに新たに4名の青年将校が日本間に乱入した。

 

将校B「問答いらぬ。撃て。撃て」

 

全員が犬養に向けて発砲した。そして去っていった。

 

犬養「あいつらを呼んで来い。いまの若いモンに話して聞かせることがある。」

 

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犬養毅は政党政治家であった。政党政治は話し合いの政治である。

 

その話し合いの政治は犬養毅が暗殺されることによって終わり、日本は、軍部の問答無用、問うのも答えるのも必要ないという軍国主義へと変わっていった。

 

「ここは記述問題で出るぞ。五・一五事件によって日本の政治はどのように変わったか。それは『話し合いによる政党政治が終わり、軍国主義になっていった。』と書けば良い。」👨‍🏫

 

殺されるのが怖くて、誰も軍部にものが言えなくなるわ😱。

 

と中学生には端的に分かりやすく教えたが、大人向けには、やはり詳しく書くべきかしら🤔。

 

犬養毅は軍部と仲がとても良かったのよね。犬養毅の罪については、こちらのブログでは言及している。かなり力の込めたシリーズよ😉。

 

犬養毅が殺されたのは、満州国の承認に消極的だったことよりも、統帥権の干犯問題の方が主原因なのよね🙄。

 

政府が軍部の意に背いて軍事削減をした。腹を立てた軍部は、軍隊についての権能は天皇大権の統帥権である。

 

「政府は天皇大権を侵害している❗️許さん❗️」

 

という理屈ね。

 

その理屈を武器に政府を攻撃したのが、当時野党だった犬養毅なのよ。政府や議会が妥当な判断をしているのに、それを軍部と一緒になって攻撃するなんて、なんてアホなの😱。

 

政党政治という話し合いの政治を壊す原因を作ったのが犬養毅だ。彼は憲政の神様ではなく、憲政の破壊者よ。

 

その後、軍部は政府を標的にした。そのとき首相だったのが犬養毅なのよね😣。

 

彼は統帥権の干犯を武器に政府を攻撃して、自分が政府の第一人者になったら、軍部の標的になって死んだ。

 

何て皮肉。

因果応報😱。

 

ブログだとだめね~😅。話がそれて、分かりにくくなっているかもしれないわね😐️。

 

軍部の方針に反する国内の勢力はテロ行為で黙らせた。そして日本は満州国を認めた。

 

形の上では、満州国は満州にいる人たちが自主的に作った独立国だから、日本は承認する必要がある。

 

まぁ、満州国に反対する国々にとっては茶番だね😤。

 

国外はどうか。

 

満州事変から始まる満州国の建国は日本の侵略かどうか調査した。それがリットン調査団。

 

その報告書をもとに国際連盟の総会が開かれた。総会は44か国中42か国が満州国を認めなかった。満州国を認めたのは日本だけ。シャムは棄権した。

 

時の外相松岡洋右はこれに抗議して退場した。

これが⑥【日本の国際連盟からの脱退】。日本が国際的に孤立することとなった。


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リットン調査団の報告書は、日本にとってもメリットもあったのよね🤔。ここが引き際だったんじゃないかしら🙄。

 

確かにリットンの報告書では、柳条湖事件(満州事変)を正当な軍事行動とは認めなかった。「満州国」建国も中国人が自発的に行ったものではないとした。満州は中国の主権範囲内として、地方政府を作っていて非武装地帯にするよう提案したが、満州の日本の権益も承認している。

 

ここが引き際よ~😣。

 

満州事変は関東軍(日本軍)の陰謀だし、満州国は明らかに傀儡だし。不承不承リットン調査団の報告書を認めれば良かったのよね。

 

明治の政治家なら引き際を見極められただろうなぁ🤔。

 

いや、あんな明け透けな陰謀なんてしなかったろう。

 

相手にまず一発殴らせてから軍事行動を起こしただろう。

 

いや、満州事変のような陰謀を実行するとなったら落とし所を考えた上でのことだろう。

 

満州国を建国しても日本の世の中は全く良くならない。陸軍に徴兵された若者の多くは地方の農家の次男や三男。彼らは直属の上司である若いエリート将校に訴える。

 

軍内で飯を食べていると、ある兵士が

「あ~、幼い弟にもこの飯を食べさせてやりたい」

と言う。

 

上司である青年将校がどう言うことかと尋ねると、

「田舎は貧しく、食べるものがなく、幼い弟や妹は木の皮で飢えをしのいでいます。父は過労で倒れ、母は少しでも子どもに良いものを食べさせようとして自分はたべないのです。それに借金がかさみ、姉は身売りされました。」

と泣く泣く訴える。

 

エリート青年将校は、そんな話を毎日のように部下から聞く。

 

エリート青年将校は憤る。

「こんな世の中に誰がした。天皇陛下がこのような世の中を望まれているはずはない。こんな悪い世の中にしたのは、天皇陛下の周りにいる政府の大臣たちだ。君側の奸である大臣たちを殺し、天皇陛下が直接この世を治めたら、素晴らしい国になるだろう。」

 

そう考えたのが、陸軍内の派閥である皇道派の人たちだ。

 

その皇道派と対立していたのが統制派。

 

皇道派とは合法的手段によって軍を中心とした国家総動員体制を作ろうとしていた。

 

皇道派はテロも辞さず。統制派はテロはせず合法的手段をとると言うところに違いがあるわ。

 

この2つの派閥は対立をしていた。統制派の中心人物である永田鉄山は行動派に殺された。後に首相になる東条英機も統制派であった。

 

皇道派がクーデターを東京で起こした。首相・蔵相官邸、警視庁、政府首脳や重臣の家、新聞社などを襲撃した。3日間、東京の主腰部を陸軍の皇道派が占拠した。これが⑦【2・26事件】よ。

 

陸軍内は混乱し、このクーデターを認めようという方向に傾いたこともあった。

 

しかし、昭和天皇の怒りは尋常ではなかった。「朕(私)の重臣を惨殺するなんて許さん。朕自ら鎮圧せん❗️」という天皇の気持ちが優先された。

 

2・26事件については、何度もブログに書いたわ😄。その代表的なブログがこちら👋😄。

少しだけ引用するね。

「陛下、なぜお分かりにならないのですか」これは、2・26事件を起こした青年将校の共通した気持ちだと私は考える。

 

「天皇万歳」と叫びつつ、「天皇絶対」ではないのよ。天皇のためを思ってしたことならば、天皇の御心に反していてもかまわないという恐ろしい思考回路😱。

 

自分の心の中に勝手に天皇を作っているのね。

この2・26事件が鎮圧され、陸軍内での派閥抗争は、皇道派が壊滅し、統制派が勝利した。


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統制派はテロの脅威をちらつかせつつ、政府への発言権を強めた。その象徴的な出来事が、軍部大臣現役の復活よ。

 

A級戦犯として文官で1人処刑された広田弘毅が首相のときに軍部大臣現役武官制が復活した。

 

「二・二六事件の関与が疑われる予備役の武官を、軍部大臣に就かせない」というのが建前で、本音は軍部の意に沿わない内閣を潰すためよ。

 

内閣は全閣僚の意見が一致しなければならない。軍部が大臣を送らなければ内閣は組閣できない。天皇が任命した輔弼の大臣を、陸軍の都合で拒否るとは😱。

 

天皇大権を侵しているのは軍部じゃないか💢。

 

こういった経緯で、政治に対する軍部の発言力は強まっていく。

 

 

その頃、中国は日本VS国民党(蒋介石)VS共産党(毛沢東)の三つ巴で戦っていた。

 

蒋介石は共産主義が大嫌い。毛沢東とは仲良くしたくはない。中国人の共通の敵は日本だと訴えても蒋介石は首を縦に振らない。

 

業を煮やした、国民党の張学良(日本軍に爆殺された満州の軍閥である張作霖の息子)は、蒋介石を拉致監禁して毛沢東とは手を組むことを納得させた。

 

納得ではない。しぶしぶ認めたのである。

 

『国』民党と『共』産党が組むということで、これを第二次国共合作(⑧【中国内戦停止】)という。


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蒋介石の腸は煮えくり返っている。

 

なぜそんなことが分かるのか🤔。

 

その理由は2つある。

 

1つはこの後、張学良を軟禁しているのよ。蒋介石は共産党となんて組む気持ちは更々なかった。

 

蔣介石は日中全面戦争を回避するために日本の要求を一部受け入れていた。彼は西安事件(蒋介石拉致監禁事件)までは日本に妥協的だったのよ。

 

それに共産党はこのとき国民党に追い詰められていた。

 

張学良は日本を追い詰め、共産党を救ったことになる。

 

これをどう評価すれば良いかしらね🙄。

 

防共(共産主義の侵入、拡大を防ぐこと)という観点からすると、独善的な共産主義が支配する中華人民共和国という大国を作った極悪人だろう。

 

それを言ったら、アメリカも同じだろう。

 

戦後の日本を支配したマッカーサーは後年

 

「過去100年に米国が太平洋地域で犯した最大の政治的過ちは『共産勢力を中国で増大させた』ことだ。次の100年で代償を払わなければならないだろう」

 

と述べたそうだ。

 

アメリカは国民党の中に巣食う共産党がいるのにも関わらず、中国に味方したのだ。このコロナ禍も…、おっと、これはやめておこう😅。

 

一方で中国共産党からすれば大英勇だろう。

 

そう☝️😄

 

歴史上の人物の評価って、視点を変えれば全く反対になるものなのよ。

 

さて、中国は国民党と共産党の内戦を停止し、日本と戦うことにした。そして北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突した。それが盧溝橋事件から始まる⑨【日中戦争】よ。

 

陸軍の上層部は「1か月ぐらいでかたづく」なんて言っていたのよ。それが8年続いて大敗北😱。

 

満州事変以後の戦闘も収められず、どの口がいうかしらね😤。

 

それに、その4年後にはアメリカに宣戦布告。詳しいデータがなくても、この喧嘩は勝てないことが分かるわよ😱。

 

さて、1ヶ月で終わると言っていたのに、終わらない。いつ終わるかも分からない。国力がどんどん戦争につぎ込まれる。金も資源も人も。

 

そこで政府はとんでもない法律を作った。それが⑩【国家総動員法】なのよ。

 

政府は議会の承認を得ずになんでも出来るようにした法律と説明すれば良いかしら🙄。

 

この法律は国民の政府への白紙委任状なのよ😱。

 

戦時下では、全ての資源、資本、労働力を戦争目的で使える。あらゆる経済部門に国家統制を加えられる。言論を統制し、思想を弾圧できる。人を戦争資源にする法律だから、赤紙一枚で国民を兵隊にでき、特攻させて死なすこともできる。勉強そっちのけで、軍需工場で働かせることもできる😱😱😱

 

国家総動員法を出したときは、議会があったのよ。だって国家総動員法は「議会の承認がなく」としているのだから、議会はあったし政党もあった。

 

その政党をなくして、⑪【大政翼賛会】に政党を吸収した。議員は政府の言いなりとなった。

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さぁ、復習よ☝️😄

 

アメリカで①【世界恐慌】が起きて、その後日本で②【昭和恐慌】か起きた。

 

その恐慌を乗り切ることも目的として③【満州事変】を起こし、④【満州国を建国】した。

 

しかし国内で満州国の承認を渋っている奴がいた。それが犬養毅だ。

 

⑤【5・15事件】で国内で軍部にとって邪魔な奴は殺したが、国際社会か黙っていなかった。

 

国際社会は満州国を認めないので日本は怒って⑥【国際連盟から脱退】した。

 

政府のいうことを聞かない軍部はとうとうクーデターを起こした。それが⑦【2・26事件】である。

 

中国は内戦状態であったが、まずは外敵日本を叩こうということで⑧【中国内戦停止】となった。

 

そして日本と中国は戦争となった。それが⑨【日中戦争】である。

 

1ヶ月で戦争は終わると言ったが終わらずに⑩【国家総動員法】を出すことになった。政府は議会の承認なくなんでも出来る。その政府は軍部の言いなり。

 

じゃまな政党をなくし、議会そのものを形骸化したのが⑪【大政翼賛会】の結成。

 

さぁ、穴埋めよ☝️😁。穴を埋めてみましょうね😉。

 

アメリカで①【            】が起きて、その後日本で②【            】か起きた。

 

その恐慌を乗り切ることも目的として③【            】を起こし、④【            】した。

 

しかし国内で満州国の承認を渋っている奴がいた。それが犬養毅だ。

 

⑤【            】で国内で軍部にとって邪魔な奴は殺したが、国際社会か黙っていなかった。

 

国際社会は満州国を認めないので日本は怒って⑥【            】した。

 

政府のいうことを聞かない軍部はとうとうクーデターを起こした。それが⑦【            】である。

 

中国は内戦状態であったが、まずは外敵日本を叩こうということで⑧【            】となった。

 

そして日本と中国は戦争となった。それが⑨【            】である。

 

1ヶ月で戦争は終わると言ったが終わらずに⑩【            】を出すことになった。政府は議会の承認なくなんでも出来る。その政府は軍部の言いなり。

 

じゃまな政党をなくし、議会を形骸化したのが⑪【            】の結成。

 

 

さて、穴埋めができたら並べかえてみよう😎。

 

ア.2・26事件

イ.5・15事件

ウ.満州事変

エ.中国内戦停止

オ.世界恐慌

カ.満州国建国

キ.大政翼賛会結成

ク.昭和恐慌

ケ.国家総動員法

コ.日本が国際連盟脱退

サ.日中戦争

 

答えは書かないわよ~😁

 

年代は必要ないのか。一部の天才じゃない限り、こんなに覚えられないだろう。

 

同じ年代だってあるのよ😅。


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満州国建国は1932年3月だし、この年は5・15事件も起きたし、リットン調査団が国際連盟に調査書を10月に提出した😅。

 

私は覚えているが、そんな何月何日までみんなが覚えられる?

 

って、そこまで覚える必要はないわよ👋😄。

 

しかし、最低限知っておいた方が良い年号はある。

 

それは1931年の満州事変よ。

 

そこから日本は15年間戦争をし続けた。

 

15年戦争。

 

1931年から15年後は1945年で、日本人なら絶対に覚えるべき年号よ😔。敗戦の年だわ。

 

右より思考の私は元号も覚えるべきだと思う。昭和20年。

 

その15年戦争のちょうど真ん中辺りの1937年が日中戦争なのよ。

 

いくさ始まる(1931)満州事変

いくさ長引く(1937)日中戦争

ひどくしご(1945)かれポツダム宣言受諾

 

あくまでも年代語呂合わせは、勉強のスパイスよ😄。


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ここまで読んできて、特に専門家や社会科の現役教師は、「そんな大雑把な理解じゃだめだ」とか「間違った理解だ」と指摘するかもしれないわね。

 

そう言われたら、私は言い返す。

 

並べかえ問題の正答率がとても低いのよ💢。

 

全県で1割の正答率なのよ💢。

 

だったら、あなたたち中学生にどんな教え方をしているのよ😤、ってね😁。

 

歴史も科学。その時代に自分がいたらどう判断するか考えるのも大切だが、因果関係を整理してやるのも大切よ。教科書は、その構成上、因果関係がこんがらがっているところもあるからなぁ🤔。

 

でも、それはブーメランのごとく私たちに返ってくる😱。並べかえ問題は因果関係や時代ごとのキーワードを試しているのに、年代語呂合わせに矮小化してしまっている😣。

 

正確無比に教えろというのなら、英語ではYesは「はい」、Noは「いいえ」って教えるているぞ😅。これは正確無比な教え方ではないわ。

 

これはある意味正しいが、正しくはない。

 

初学であったり、苦手な人には、まず、ザックリとした理解をすれば良い。興味をもったら、もっと深く学んでみてね😉。

 

あ~、こういう授業をすると、昔は賞賛されていたけれど、今じゃ、生徒をどれだけ集めたかが評価基準だからなぁ😣。このご時世、仕方がないことだけれど、昔は良かった😅。

 

今回は、過去二番目に長いブログだったわ😅。もっとも長いブログはこちら👋😄

 

近現代史で主義主張が強くなるとこんなブログになるわ👋😅