つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

「鬼滅の刃」流行っているけれど、見る気がしないのよね😅

「鬼滅の刃」

とても流行っていて、ストーリーも良いとの評判でわ😄。

第十六話 自分ではない誰かを前へ

妻が「映画を見に行こう」と言う。そして、テレビを録画して、「映画を見に行く前にテレビで見た方が内容がよく分かるわよ」と言って私に鬼滅の刃を見ることを勧めるのよ😅。

 

私は鬼滅の刃の内容を知らない。テレビのCMで知る程度。でもね、「鬼滅の刃」というタイトルとCMから何となく内容が分かり、見る気がしないのよ👋😅。食わず嫌いではなく、「見ず嫌い」。

 

でも、あまりにも妻が勧めるので、一緒に鬼滅の刃の録画を見たのよ。10分くらいかしら🤔

 

ネタバレになっちゃうけれど、その場面をザックリと話しても良いわよね🤔。

 

怪我した妹を背負って主人公が雪山を走っている。その後、時間が前日に戻る。雪山の中の貧しそうな家。主人公は、優しい母親と弟妹たちと貧しくても幸せそうな会話を弾ませている。主人公の男の子(長男)のみ、町に炭を売りに行くことになる。弟妹は一緒に町に行きたがるが、渋々留守番することになる。

 

もうね。この場面を見れば、ストーリーを知らなくても、その先の展開が予測できる。私の気持ちが沈んできた😣。

 

自分の顔が歪むのが自分で分かった。

 

主人公が夜中に雪山の中の家に帰る途中、気難しそうなおじいさんに呼び止められ、そのおじいさんの家に一晩泊めてもらうことになる。

 

そして、その後・・・、予想通りの展開よ😥。

 

主人公が背負っていた重傷の妹がどうなるかも、主人公を引き留めたおじいさんの口から「鬼が人を食い殺す」というような言葉が出てきた時点で予測がつき、その通りになった。妹が兄の背中で豹変した時点で・・・、私は見るのをやめた。

 

だって、こういう展開って、実際にあるでしょ。瀕死の子どもが豹変するということはないだろうが、幸せな家族が惨殺される事件はよく聞く。

 

坂本弁護士一家殺害事件

世田谷一家殺害事件

福岡一家殺害事件

これらの事件は家族全員殺害された。

 

光市母子殺害事件は、妻と子の死体を夫が見ることになる。

 

実際にこんな事件が起きているのに、なぜこんな凄惨なアニメや漫画が流行るのだろう🤔。

 

ふと、亡父のことを思い出した。私が幼い頃、戦いものを見るのを嫌っていた。コンバトラーV、ガンダム、北斗の拳。

 

その戦いものを子どもが見るのを嫌がる亡父の気持ちが分かったような気がした😔。

 

当時の殺し合う戦いものはリアルじゃなかったのよ。あの北斗の拳も、リアルに描かれているが、ストーリーが荒唐無稽だった。

北斗の拳 1巻

そういうと、鬼滅の刃も荒唐無稽よね🤔。

 

と思って、文庫本となってから買った北斗の拳を再読したら、昔ほどスカッとしなかった😅。私が年を取ったのだろうか🤔。

 

そう言えば、ガンダムも凄惨な場面があるわよね😅。

 

サイド7にジオンのモビルスーツであるザクが乗り込んできて、その攻撃によって民間人が惨殺された。フラウボウの父母が亡くなるシーンは辛い。

 

ジオンの女スパイであるミハルの死の描写も凄まじい。

 

キシリヤはシャーにバズーカー砲を放たれて、首がすっ飛ぶ。

 

北斗の拳だって凄惨な死がたくさん描かれている。

 

それは読めるのに、「鬼滅の刃」だけは見る気がしない。何故なんだろう🤔。

 

私が陰鬱になるのは、家族が惨殺されることが原因だろう。進撃の巨人も読む気がしないのよね😌。

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)

アメトークで知ったんだけれど、主人公の母親が巨人に食べられてしまうんでしょ。

 

一概に言えないんだけど・・・。

 

私はカタルシスのスパンが長いのが苦手なのかも🤔。それとも家族の惨殺にカタルシスを感じないのかも🙄。

 

カタルシスって「精神浄化」のことね。分かりやすく言うと、心が洗われたり、気持ちが救われたりすること。すがすがしい気分になることよね☝️😄。

 

テレビ番のファーストガンダムって1話30分、コマーシャルを抜くと20分の話の中にカタルシスが必ず入っているのよ。凄いわよね😄。

 

見ている者が作中の登場人物になって、涙を流したり感情移入をしたりすると、開放感を手にして癒されるのだそうだ。これがカタルシスね。

 

でも、救いがないのよね。凄惨すぎる描写って。

 

ガンダムも北斗の拳も、1話1話に救いがある。最後はガンダム、ケンシロウが悪い奴を倒してくれるだろうと。しかし、水戸黄門のような勧善懲悪じゃないところが面白いところで、悪役や敵にも彼らなりの事情をかかえているのよね。

 

北斗の拳だったら「核戦争後の世紀末、無法地帯と化した世界」、ガンダムだったら「宇宙世紀の宇宙棄民であるスペースノイドのアースノイドからの独立戦争で人類の半数が死んだという凄惨な世界」が設定なのよ。理不尽な死は登場人物全員に起こり得ることである。

 

しかし鬼滅の刃の主人公の家族の死は、平和な世の中で遭遇した鬼による死である。

 

上手く説明できないけれど、これが私が嫌なのよ。

 

その鬼は、交通事故を起こしてもその交通事故を車のせいにする老人と被る。いや、誰とは言わない。そんな人はおらず、私の想像かもしれない。

 

その鬼は、光市母子殺害事件の犯人にダブる。

 

自分の家族がそうなったらとダフるのよ。そんなのでカタルシスを感じるわけないじゃない😣。

 

でも、これって私の平和ボケかもしれないよ🤔。

 

北斗の拳やガンダムのような戦争を設定したものよりも、鬼に家族が惨殺される方が現実的で顔を背けるなんてね。

 

でも、何でこういう人の無惨な死が絡む話が流行るのだろう。フォートナイトのバトルロイヤルも救いようがない。

 

迷彩服を着てサバイバルゲームをしていると考えれば良いのかしら🤔。

 

昔から任侠ものとか戦争もの、ヤンキーものなど映画や漫画があったんだから、一概に現代の凄惨なストーリーのマンガを非難するのはおかしいわね。

 

もっと夢のある楽しい話が流行れば良いのに😅