つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

新たなクラスを担当したときはパート2✌️😄~塾講師の本音~

ホント疲れた😌。

 

今日は現在完了の授業だった。まぁ、定番の教え方をしたわ😅

 

👨‍🏫「は~るが来た~🎵は~るが来た~🎵ど~こ~に~きた~🎵『春が来た』を英語に直すと❓」

 

👦「Spring came.」

 

👨‍🏫「おお、即答だね。今の季節は何なの?」

 

👦「春だよ。」

 

👨‍🏫「そうだね。春だよ。でも、Spring cameだと、今は春かどうかは分からないね。春が来たという過去の事実を伝えたにすぎないからなぁ。この歌の『春が来た』を正確に英訳すると『Spring came and it is spring now.』なんだ。」

という出だし。現在完了をイメージさせる。

 

2週間して、やっとクラスの雰囲気が変わってきた😄。まだ、生徒に前担当の未練はあるのかもしれないが、前担当と私の違いを分かってきたのかもしれない。

 

県内の業者模試の過去問を解かせて、全県偏差値に換算すると、50そこそこだった。塾で学んできて、塾のクラスの全県偏差値が50って😱。

 

まずは英語をどうにかしないといけないと私は考えた。

 

①答えは英文を全て書かせる

→記号問題でも、記号で答えさせるのではなく、英文を書かせる。この指示を生徒にしたときは、ブーイングがあった。「めんどくさい」ということだ。

 

👨‍🏫「実力試験の過去問演習で、みんなの解答をじっくりと見せてもらった。英語にかなりの課題があった。このクラスの平均偏差値は50弱だ。このクラスでトップでも60そこそこ。それに英作文の問題は、ほぼ基本例文を書かせるような問題だった。配点は10点。しかし、最高点が4点で、平均点は2.3点だ。」

 

クラスはシーンとした。なぜなら、このクラスには中学校で学年トップもいるのよ。その子がいても、最高点が4点なんて…、ということだろう😔。

 

👨‍🏫「この大きな原因の1つは、英文をあまり書いていないからだと思う。語学は理屈がある程度分かったら、体を動かす体育だ。塾では、理屈を教えたら、たくさん英文を書かせる。みんなは家では書いて発音して体に染み込ませよう。」

 

②宿題と小テスト

授業ではノートに答えを書かせる。宿題は、授業でやったところを書き込んで解き直す。そして、次の授業では、その宿題から10問小テストをする。

 

生徒が11人いて、第1回目の小テストの合格者(7問以上正解)は2名。2回目は4人、3回目は7人、4回目は8人、5回目は9人😆。

 

ここで私がここに赴任してきたときのクラスの状況を教えるわね。

 

a.塾の教材を机に置き勉する。

b.塾にお菓子を持ってくる。

c.大人を小バカにした言い方をする生徒が複数いる。

d.姿勢が悪い。

e.挨拶をせず目を合わせなさい。

 

まぁ、一部の生徒なんだけど、クラスの雰囲気を作ってしまっている。

 

でも、これね。私は「彼らが悪いわけではない」という信念を持っている。入塾したときから、こうだったわけではない。誰かがキチンと指導しなかったからこうなったのよ。これじゃぁ、生徒数が激減するわけだ😑。

 

私は全てを直そうとしない。

 

a.の置き勉は、かなり強権を発動させた。「去年までは許された」と言うの生徒の声に、

👨‍🏫「先生が塾で働いて30年近くなるが、置き勉している奴に成績の良い奴はいなかった。というか、置き勉を許すクラスの成績は良くなかった。なぜだか分かるか。今日何を学ぶか目的意識も持たず、家で復習もせずにくるんじゃぁ、塾の効果はないよ。置き勉は先生が生徒の顔色をうかがっている象徴で、甘やかしているからだ。

まぁ、間接的に前担当をディスっているんだけどね😎。

 

教室を毎回徹底的に掃除している。教室が汚いから、置き勉したり、ゴミを机の中に入れたりする。置き勉はなくなった。

 

b.のお菓子は大目に見てやった。しかし、歩きながら菓子を食べる生徒には注意した。このお菓子もはじめの頃よりは少なくなった。

 

c.大人を小バカにする発言は、真に受けず、受け流す対応をした。また、こういったときは…、

 

生徒A「これ以上だと切れそう😀」

 

生徒B「先に切れたもん勝ちだからなぁ😛」

 

これ、間接的に私に向けての会話。私は笑いながら、

 

👨‍🏫「切れる奴は塾を辞めさせる😁。切れる奴は迷惑。ここには来てほしくない。」

と言った。

 

こういうときって、タブーをあえて言うのよね。生徒からしたら、「やめてほしくないから強気に出られないだろう。」と私を値踏みしているのよね😌。

 

d.姿勢の悪さ

👨‍🏫「姿勢が悪いと、頭に血が回らなくなる。だから眠くなるんだよ。くねって曲がったところに血がたまる。姿勢を良いままで寝る人って稀だよね。」

って言った。

 

e.挨拶しない。目を合わさない。これは、こちらがめげず、挨拶をし続けることだな🤔。

 

今じゃ、授業前に小テストの勉強をしているわよ。まぁ、それは家でやってこいと言えるけれど、そこはご愛敬。塾に早く来て勉強しているのだから😅。

 

さて、相手に自分のいうことを聞かせるには、言葉だけではないのよ。行動よ。

 

③小テストの点数が悪い子には電話がけ

お小言ではない。英語の勉強のアドバイス。というか、電話で英語を教えるの。

 

まず、親が電話に出るでしょ。そのときに「小テストの点数が悪かったので」と言ったらアウト。

「〇〇さんはおられますか。英語の勉強のアドバイスをしたいので」

と親には言う。生徒が出てきたら、その場で英文の暗唱をさせる。

 

👨‍🏫「『私の父は以前富士山の写真を撮ったことがある。』この日本文の中で、まず英語に直すところは?」

 

👧「私の父は」

 

👨‍🏫「そうだね。次に英語にするところは?」

 

👧「…。」

 

👨‍🏫「撮ったところがあるだよ。『私の父は撮ったことがある。』とまず英語で言えば良い。My father の後は現在完了だから、何という英語がくる?」

 

👧「haveです。」

 

👨‍🏫「そうだね。撮るはtakeだ。だから。」

 

👧「have taken。」

 

👨‍🏫「takeの過去分詞をよく覚えていた。写真は英語で何という❓」

 

👧「picture」

 

👨‍🏫「そう。主語がmy fatherだから、My father has taken a picture.となるね。言ってごらん。 」

 

👧「My father has taken a picture.」

 

👨‍🏫「そう。その後に、富士山のという意味の『of Mt.Fuji』を付ける。じゃぁ、『of Mt.Fujl』をつけて、ここまで英文を言ってごらん。My father…。」

 

👧「My father has taken a picture of Mt.Fuji.」

 

👨‍🏫「ベリーグッド👍。最後に以前という意味の『before』を付ける。さぁ、全文言ってごらん。」

 

👧「My father has taken a picture of Mt.Fuji before.」

 

👨‍🏫「ほら~。できるじゃん⤴️。今日の小テストの勉強も今のようにやるんだよ。」

 

というような電話を合格点に満たなかった生徒全員に毎日する。生徒の後ろで、親は電話でのやり取りを聞いているだろう。生徒の勉強への意識と力を付けるのが一番の目的だが、親へのアピールも入っている😅。

 

そうそう。生徒が「has」を「have」と間違えて答えたところを指摘しないのが気になった方がいるんじゃないかなぁ🤔。

 

この生徒は、「a for time long」と各レベルなの。

 

語学は、まずは語順の理解が大切だと私は考える🤔。

この語順って、その言語を使っている人々の思考回路、論理回路である。会話の中で、三単現のSがなくても意味が通じる。テストで減点されるので、指導はするが、ホント些末。ここで三単現のSを指摘すると、指導のポイントがずれるので、あえてせず、気づかせたのよ。

 

勉強嫌いを量産しているのは、重箱の隅をつつき、完璧を求め、些末なことで不正解にする日本の教育かもしれない😱。

 

英語で限定すれば、「ピリオドをつけない」「クエスチョンマークがない」「冠詞を忘れている」「英語のスペルミスが1つある」ということで、その答えが×となるのよ😱。

 

例えば、そこで問われている不定詞が出来ていても、×で点数もらえないのよ。

「It is necessary for me to study English every day」

これが不正解になるのよ。いや~ん😱。

「it~for~to~」の構文が理解しているじゃない。「necessary」がよく書けているじゃない。でもピリオドがないということで、点数にならない。そりゃないよ~😣。

 

ちなみに私は、「%」の記号が違うということで、中1の理科の定期テストで×を喰らったことがある。〇を小さな・で書いてしまっていたの。私は%の記号をそれで覚えていた。授業の小テストではこの先生は正解にしていたのよ。

私は「小テストでは丸にしていましたよね」と食い下がると、彼女は「これは定期試験だから」と訳のわからないことを言った。「小テストでは正解とし、定期試験では不正解とする、基準が2つあるのはなぜですか?」と聞いたら、「うるさい」だって😱。

 

嫌になっちゃう。

 

間違いを訂正するのは大切よ。だから、今回、私がいうときには「has」と言い直したの。彼女も気付き「has」とした。ここではこのくらいでよいと思うわ。あくまでも「ここでは」ね😉

 

④問題を解き終わった人に挙手させ、私が丸をつけに行く。

黒板を使って説明もすれば、答え合わせもする。しかし、わざわざ教師が生徒の机まで行き、ノートに書いた答えにマルバツをつけてやるのも大切。

熱心さ、丁寧さ、親身さとなる。それに生徒の出来も把握できる。

 

⑤毎日一人ずつ授業後面談をする

毎日一人だけ面談をする。複数残すと、最後の生徒の帰る時間が遅くなるから、毎日1人だけと面談をする。だって、たったの11人よ。1ヶ月に1人につき2度面談が出来るわ😄。

 

まぁ、ここまでやれば、生徒は変わるよ。相手を変えたければ、自分が変わり、そして動かなくてはならないのよね。

 

でも、疲れるわ😌。

まぁ、こんなブログで指導を披露していることを生徒が知ったら、生徒は興ざめするわね😅

 

前回のお話はこちら👋😄

https://yujisyuji.hatenablog.com/entry/2020/03/23/093000