つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

自分のことは自分がもっとも知らぬもの🙃

いや~、先日の入塾の説明を聞きに来た、小学校低学年の子の父親。なぜか最初から敵意がむき出しだった😱。こちらの指導のコンテンツを紹介すると、「その指導の結果は具体的にどうなのか」とか、「それとこれのリンクが分からない」とか…。そして、ご自身の偏った教育論を、こどもの前で展開する😌。

 

こう書くと「聞いている内容は当然じゃないか」と、皆さんは思うだろう。でも、面談室の外で聞いていた主婦講師が、その父親の言い方に引いているのよ😑。

 

彼のおっしゃっていることは、私もよく分かるのよ。そして確かに教育を投資と考えれば、その投資結果は大切である。彼はそうとは言っていないが、「教育は投資である」という認識が強いと思った。

 

私の仕事は「教育」ではなく、「教育サービス」。結果は大切だ。しかし、教育には目に見えて結果が表れないものもあって、目に見えて表れるものよりも大切なものであることも多いのよ😔。

 

それが能力開発系のコンテンツと国語力。でも、それで「結果が目に見えるものではないんですよ」とは、商売にしている以上、言えないのよね🤔

 

この父親は偏っていた。

「(私立の)○○高校になんて入れたくはない。あんなところに入って、受験対策の勉強漬けにされて何になる。こういうことを塾で働く人を前にしていうのもなんだが。」これ、彼が言った言葉を正確に書いたものよ😒。「塾で働く人を前にして何だが。」と言いつつ、そういう発言をするということは、塾で働くものを見下している証拠よ😑。

こういう人への私の対処法は、「誉め殺し」😎。

「お父さんの考えている通りですよ。」

「いや、その通りです。こちらが勉強になります。」

「そういう風にお考えの方って少ないんですよ。何か教育関係のお仕事をされているのですか。」

という言葉をちりばめる😁。

 

しかし、このような事ばかり言っていると、調子にのってくるのでカウンターパンチを食らわす👊。

父親

「(私立の)○○高校になんて入れたくはない。あんなところに入って、受験対策の勉強漬けにされて何になる。こういうことを塾で働く人を前にしていうのもなんだが。ほんと身の丈を知った方が良い。あの文科相の発言も何が問題だか分からない。」

 

「いえいえ、おっしゃっていただいて結構です。そういう面もございますから。」

 

父親

「そうでしょ。」

 

「私の卒業生で、公立高校から東大に進学した者もいるのですが、その生徒は大学進学後、○○高校からきた奴は小学生の頃から受験勉強ばかりしてきて、受験しか脳がないような奴だった。だから、私立中高一貫校から来た奴はみんなそんな奴ばかりだったと言っていましたからね。」

父親が満足そうに頷き

父親

「そうでしょ。」

 

「その一事をもって、全てであるというところや、その一事をもって私立中高一貫校全てに当てはめるところに『東大生とあろうものが』と残念なんですけどね。」

父親は少し動揺して「もちろんそうなのですが。」と言いよどんでいた。

まぁ、初対面の私の力量をはかったのだろう。父親あるあるなのよ😑。男の性というものかもしれない🤔。

男って奴は、初めて来た場所では見栄を張るのよ。それも女性や子どもがいたらなおさらなのよ🤣。初めてきた場所で腕を組んでいたら、それは怖がっているのよね🤣。腕を組むって偉そうだけど、本当は怖がっている防御の形。そして、百ある内の一の欠けたところを理屈で突いてくる。そして誇らしげな気持ちになるの。

 

能力開発系の教材は、信じれば効果があるし、信じなければ効果がない代物なのよ。

 

えっ❗️❓

これって詐欺❓😱

違うわよ👋😌。

 

何を効果と受け止めるかということね。うちのチューには速読をやらせている。集中力がついたようだし、楽しんでやっている。

 

そう❗️☝️😄

この「集中力がついた『ようだ』」が、能力開発系の教材のポイントなのよ。逆に、能力開発系の教材で数値面の効果を唱うものの方が、私にとっては胡散臭い😓。

 

そういったことも分からず、初対面の相手に対して上から目線で持論を展開する方が、彼の言う「私立の中高一貫校上がりの難関大の青瓢箪」よりも残念な方だと私は考える🙃。それに彼、速読の効果や進学実績にあんなに拘ったくせに、大学進学実績に拘って指導している私立中高一貫校を小学校低学年の子どもの前であんなにディスるなんて🤣。

「あなたの理念、一貫していないですね。それに一事を全てとする飛躍しすぎる抽象化しておられますので、国語力を鍛えた方が良さそうですよ。」

とは流石に言えなかった🤣。

 

でも、こういった残念な方は、周りにたくさんいるよね😎。

 

新企画をやろうとすると、粗ばかり指摘してやりたがらない奴。理屈は通っているんだけれど、理屈という縄で絡め取られている残念な奴。

 

良い結果を出していないのに、自分の経験に拘る柔軟性のない奴。

 

反対に、自分の成功体験を相手に押し付ける強権発動タイプ。そのときと状況が異なることが分からない(゜o゜)\(-_-)。

 

いや~、私自身が省みないといけないなぁ😌。こんなことをブログにする残念な講師だわ😎。

 

この父親と子どもとの面談のあとに「親子で学ぶ国語力講座」で良かった。面談で発散した分、講座では大人しかった。だってそのはず。私の授業は、そんじょそこらの方じゃ、太刀打ちできず、大人も納得するような池上彰ばりだからとでも言っておこうか😎