つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

つれづれなるままに歴史を語る(第2部③)昔話

これまでのお話はこちら👋😄


つれづれになるままに歴史を語る(第2部②)190409 - つれづれなるままに

今日はかなり趣向を変えるよ😊
 

【パパの子守り話】

チューよ。なかなか寝付けないか~😅。じゃあパパがお話をしてやろう😊
 
昔々のお話だよ。
 
太陽は東から登り、南を通って、西に沈む。毎日それは変わらない。しかし、じいちゃんから聞いたことがあるんだ。じいちゃんが子どもの頃、昼間、太陽が欠けて、闇に包まれたことがあるんだそうだ😱。それはそれは怖かったんだって。世界が終わったと思ったんだって。その後、太陽の神を祈るミコ様がこの国を支配して下さるようになり、太陽が欠けることがなくなったんだ😌。その最も偉大な方は、今、僕が住んでいる国の女王、ヒミコ様さ。
 
えっ❗️❓
ヒミコ様のお名前❓
知らないよ。お名前なんて。ヒミコ様はヒミコ様さ。
 
ヒミコ様は、太陽の神様のお告げを、ヒミコ様の弟様を通じて教えてくださるんだ。そのお告げ通りにすると、何でもよい方向に進むんだよ。だって凄いんだよ。雨も降らせるし、風がいつどこの方向から吹いてくるか分かるんだぜ。それに、この前、でっかい国のとてもえらいコウテイから、この国の王様と認められたそうだ。シンギワオウとか言っていた。
 
その日、すごかったぜ。ヒミコ様の周りには、丸いものがたくさん並べられて、そこから放たれた光が全て、ヒミコ様のお屋敷に注がれたんだ。夢を見ているかのような目映さだったよ。光を操るなんて、ホント凄い方なんだよ。
 
ボクが住んでいる国はヤマドコクって言うんだ。山に囲まれていて、その入り口にあるからヤマドって言うんだよ。
 
ヒミコ様のお力で、スゴいよ~。30ヶ国従えているんだから。
 
そうそう。僕は「ゆう」って言うんだ。とうちゃんはとっても漁がうまくて、皆から尊敬されているの。僕は8才で、とうちゃんのお手伝いをしているんだ。
 
 
9年後
俺、17才になった。とうちゃんは、この前の戦で死んだ。大好きだったとうちゃん。僕たちの国に歯向かう国との戦いだった。その国をクナコクと言うんだ。ヒミコ様のお告げは絶対なんだけど、何だか最近上手くいかないことが多い。そうそう。お若く見えるけれど、ヒミコ様がこの国を治めて30年以上なるんだって😱。
 
今度、宿敵クナコクと大いくさがある。とうちゃんの仇を討たないと!✊😣💢💢
 
よし、目の前にはとうちゃんの仇がいる。倒してやるぞ。
ヤァー!!👊
 
アッ!😱
 
 
 
 
 
太陽が欠けていく。僕たちの守護神がお隠れになる。これでは勝てない。逃げろ~😵。
 
僕たちは負けたんだ。ヒミコ様の力はなくなったんだ。こんな力のない王を立てていたら、僕たちの身が危ない😑。
 
えっ!😨
 
宮殿に乗り込んで、ヒミコ様を殺しに行くって❗️❓それはやり過ぎだよ😱。
 
う~ん。今回の大いくさで沢山の人が死んだ。その責任は、ヒミコ様にあるって。
 
えっ❗️❓ヒミコ様を庇うのなら、殺すって😲。分かったよ。僕も行くよ😕。
 
あぁ、今度は男性を王にするんだ。僕は従えないなぁ。やはりヒミコ様の再来が必要だよ。ヒミコ様の子でトヨ様がいらっしゃるよ。トヨ様におさめてもらいましょうよ😊。
 
(解説)
卑弥呼がなくなった年、九州地方で皆既日食があったそうです。天の岩戸伝説、天照大神、神話も歴史研究の有力な資料です。