つれづれなるままに

教育や家族に関することを中心に書いていきます。

歴史を見る目190118

    最近、ツイートの中で、百田さんの「日本国紀」の話題をよく見かける。私は読んでいないので、内容の言及はしない。「素晴らしい本だ」とか、「首相も読んだ」と肯定的な意見もあれば、「事実誤認が多い」とか「インターネットからの引用ばかりだ」という否定的な意見もある。まあ、首相が読んだから肯定的とは限らないが😅。私のこの話題に関する率直な感想は、「賛否両論、喧喧囂囂となるということは、百田さんってそれだけ影響力のある人なんだなあ」というもの。

 

    そもそも過去に起きた事実を書き残した時点で、書き手の主観が入ったり、事実誤認したりするもので、それが意図的であることも多くある。そして、それを「事実」と喧伝することもよくある。

 

     左右革新保守、中道だって、それぞれの史観や主観が入っている。巷でよく聞くのは、「司馬史観」「皇国史観」「唯物史観」等々。「古史成文」や「古事記伝」は平田篤胤本居宣長が「古事記」や「日本書紀」に自分の価値観に基づいて書いた。その「正史」だって、勝者の正統性の根拠として書かれたもの。事実を隠したり捏造があるとも🤔。正史だから正しいとも言えないし、野史だから間違っているとも言えない。また、歴史的一級資料、たとえば愚管抄のような史論書や玉葉のような日記だって、著者の主観が入るし、事実の取捨選択がある。


     ということは、「日本国紀」も著者が「これは真実だ」と喧伝しても、それが事実かどうかは関係ないのかなぁ🤔。読者側が、しっかりとした歴史を見るリテラシーを養うことが大切。歴史書には著者の主観が入るもので、それを鵜呑みにしないことも大切。だって、「大本営発表」という苦い事実があるでしょう。

 

えっ❓

あなたは「日本国紀」を読むのかって❓😅。

読みません。だから内容に踏み込んだことを言わないの。

 

読まない理由は❓😅

まあ、読むも読まないも個人の自由ということで😎